※モバイルサイトは、上記QRコードを読み取ってお進み下さい。
2012年06月30日
6月26日(火)岐阜市の長良医療センターでWingsとFC岐阜の交流会が行われ、服部年宏選手と梅田直哉選手が参加しました。
Wingsとは1998年初頭に長良病院のあかつき病棟の進行性筋ジストロフィーの患者さん達を中心に結成された電動車椅子サッカーチームです。チーム名『Wings』の由来は、当時のメンバー全員が乗っていた電動の名前がウイングチェアーということもあり、そこからウイングの文字をとってWingsと命名されました。現在10名で活動しています。結成以来、中部大会16連覇、全国大会では2000年、2001年の2連覇、2005年準優勝という数々の栄冠に輝いています。
FC岐阜がJリーグに昇格した2008年から年に1回、交流会を開催しており、今年で5回目となります。
Wingsの皆さんはこの日を楽しみにしていただいていたようで、皆さん交流会の2時間前ぐらいから体を動かして準備してくれていたそうです。
お互いに自己紹介を終えた後、Wingsの皆さんにデモンストレーションを見せていただき、さっそく服部選手と梅田選手も電動車椅子に乗ってみました。
動きに慣れてきたところでWings対FC岐阜のリレー対決!
ハンデをもらっての対決でしたが、Wingsが難なく勝利。
なかなかボールを使ってUターンするのが難しく、選手は苦戦していました。
次はサッカーテニス(ダブルス)をしました。
服部選手と梅田選手がそれぞれWingsの選手とペアを組みました。
うまく仲間へパスをしてアタックを打つというのが難しく、選手は苦戦していましたが、Wingsの選手のフォローもあり、白熱した展開となりました。その後、Wings対FC岐阜の対戦も行いました。
続いてはパスを受けてのシュート体験です。
Wingsの選手のデモンストレーションがあまりに素晴らしく、選手は唖然としていました。
気を取り直して選手も挑戦します。だんだん慣れてきて、タイミング良く強いシュートが打てるようになりました。
最後は毎年恒例となっているWings対FC岐阜のPK対決。
過去4度、すべてWingsが勝利しており、FC岐阜としてはなんとしても勝ちたい戦いです。
コツをつかんできた梅田選手はかなり強烈なシュートを打っていきます。
服部選手は素早い動き出しで相手PKを止めます。
中盤までもつれた展開となりましたが、Wingsが地力の差を見せつけ、Wingsの勝利、5連覇となりました。
対決のあとは質問タイム。Wingsの選手からのいろんな質問に答えました。
非常に真剣な表情で話を聞いてくださいました。
交流会の最後に、Wingsの皆さんから花束と手作りのプレゼントをいただきました。
FC岐阜からはレプリカユニフォームにその場でサインを入れてプレゼントしました。
終わってから服部選手も梅田選手に感想を聞くと、「非常に貴重な経験となった。とても楽しかった。」と話していました。
Wingsの皆さん、長良医療センターの皆さんありがとうございました。
交流した会場は手作りの装飾を準備してくださっていました。その中にはWingsの選手の一人が書いたオリジナルポスターもありました。ありがとうございました。
今回交流会をしたWingsの皆さんが出場する大会が下記の日程で行われます。
全国につながる大会となります。
全力を尽くして優勝目指して頑張って下さい!FC岐阜も応援しています!
■7月1日(日) 会場:名古屋市東スポーツセンター
1回戦 10:25~
Wings vs DKFBC・デスカバリー
2回戦 14:55~
優勝決定戦 16:30~
>>第18回日本電動車椅子サッカー選手権 中部ブロック予選大会についてはこちら