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2012年01月14日
1月14日(日)マーサ21ショッピングセンターマーサホールにて、行徳浩二新監督の就任会見が行われました。
■行徳浩二新監督 (テキスト提供:J’sGOAL)
「サッカーの指導者として、清水ジュニアユース、ユース、サテライト、トップチームと14年やってきて、ブータン代表監督を2年間、大宮のコーチを2年間務めまして、岐阜の監督に就任することになりました。このクラブで仕事をすることは身の引き締まる思いですし、精いっぱい頑張っていきたい。岐阜の印象は試合を見る機会が無くて、この話を受けてから試合を見たのですが、多くの選手が変わることですし、いる選手によってサッカーのスタイルが変わってくる。まずチーム作りと言うことを大事にしていきたいし、それと同時にクラブを作っていくことにも参加をしていきたいと、会社の方と話をしています。指導者の前に選手として、ドイツのヴェルダー・ブレーメンで2年やって、トヨタ自動車でプレーして、怪我をしたときにサンパウロFCでお世話になって、いろいろなチームを見て、自分なりに思うところがあるので、まだまだ規模の小さいところですが、しっかりとした中身のあるクラブづくりに参加できるように、非常に楽しみにしております」
Q:昨季は最下位で、今季は巻き返しの年になります。
「サッカーの指導者として、勝ちにこだわりたい。勝点を一つずつコツコツと積み上げていきたい」
Q:やるサッカーはどのようにお考えでしょうか?
「いる選手によってできるサッカーが決まりますが、全体的にバランスの取れたチームにしたいです。11人で攻撃するし、守備をするし、みんな動くし、右もあるし左もあるし、中央もあるし前も後ろもある。チームの戦い方をみんなが意識していければいいと思っております」
Q:岐阜の印象はいかがですか?
「攻撃に勢いがあるが、ゲームによっても変わるし、時間帯によっても勢いがある時とない時の差があるなと思いました」
Q:コンセプトはあるのでしょうか?
「全くありません」
Q:選手が入れ替わっているが、選手の獲得に意向は反映されているのでしょうか?
「それ以前に決まっていた選手もいるし、ポジションのバランスを見て、この選手が欲しいと言いました」
Q:クラブづくりへの参加については?
「クラブづくりに対しては、チームの方に監督として、クラブはこうであろうという自分の意見を言っていきたい。上を目指す中で、厳しい選手管理とか、体調管理、グラウンド、サッカーの環境において、もう少し改善できるように僕がアプローチできるようにしたい。他のチームのいいところを参考にして、取り入れてほしいというリクエストするとかを考えています」
Q:服部選手の存在はどう考えているのでしょうか?
「今のところ特別には考えていませんが、高校の後輩でもありますし、会ってチームにとってどんな役割を与えれば、チームが良くなるかを考えたいです。ただそれは選手全員に当てはまります」
Q:就任初年度の具体的な目標。クラブ側からの設定はありましたか?
「具体的な順位を言われたことはない。クラブと話したのは、勝つのは簡単ではないこと。まず底力を付けないといけない。良いと悪いの差があってはいけないし、チームの力を付けないと、J1に上がってもすぐに落ちてしまうし、いろいろな力をつけていくことが先だと思っています」
Q:国内外の経験。どこが役に立っていますか?
「すべてが勉強。これからも勉強。すべて役に立っています。ブータン代表監督のときは、試合に行くのに、隣国のネパールの大会に行くのに、協会から空港までバスで1時間、飛行機で45分で行けるはずなのに、ぼろぼろのバスで50時間くらいかけて行ったとか、いろいろなことを経験しました。清水ジュニアユースは通える子、清水ユースは9割がジュニアユースの子。よそからあまりとらないので、いる子で試合をして、育成と強化をする。これを長年やっていて、いるメンバーでやるのはためになっています」
Q:FC岐阜は厳しい環境がある中、どうして引き受けようとなったのか?
「環境はあまり恵まれていないが、これを言い訳にしてはいけないし、同じような環境でJ1へ上がったチームもある。ピッチがあれば、ある程度できる。改善するところは改善すべきですが、与えられた中で精いっぱいやりたいです。監督就任に関しては、お話をいただいて、非常に興味があった。FC岐阜はいろいろな可能性があるチーム。サッカーもそうだし、いろいろな環境、県民の思い、サポーターの様子を見て感じています。例えばこういう土地を見ても、土地はたくさんあって、金銭面は厳しいけど、発展性が行き詰っているチームもある中で、ここはいろいろなことにチャレンジできるし、伸びていく下地がある。話をいただいたときは嬉しかったですね」