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５月２７（金）　第１４節ｖｓ愛媛FC　１，９８２人　（ニンジニアスタジアム）

　愛媛FC　２－０　FC岐阜　（前半１－０、後半１－０）

■スターティングメンバー
GK
２１　村尾　龍矢
DF
　２　野田　明弘
　４　田中　秀人
　６　秋田　英義
１７　野垣内　俊
MF
１５　永芳　卓磨
２３　橋本　卓
２０　三田　光
１１　染矢　一樹
FW
１４　嶋田　正吾
２７　押谷　祐樹

SUB
２２　重成　俊弥
１９　冨成　慎司
２４　村上　一樹
　５　川島　眞也
　７　菅　和範
１６　西川　優大
１８　佐藤　洸一

■交代
４６分　永芳→佐藤
６３分　嶋田→西川
７３分　三田→菅

■試合速報・ゲームサマリーはこちら

■試合レポート
試合開始前から小雨が降っているニンジニアスタジアム。変則的な金曜日のナイター
での開催となった。岐阜は、永芳を中盤で先発させ、ＦＷに嶋田を入れて、愛媛戦に
臨んだ。

前半、立ち上がりから攻勢を掛けたのは岐阜だった。この日、先発した永芳が中盤で
ボールをこぎみ良く動かし、サイドへ展開していくと、上手くリズムができていった。

４分、永芳のＣＫから、意表を突く、グラウンダーのパスで、押谷に出すとこれを右足
でシュートを打っていく。惜しくもゴール上に外れてしまったが面白いアイディアだった。

１３分、ＦＫから永芳が狙っていくかと思われたが、橋本にパス。これを橋本が右足で
ミドルシュートを放ち、ゴールを狙っていった。

１８分、愛媛も反撃に出てると、右からのクロスに合わされ、シュートを打たれるがポスト
に助けられた。

２７分、ＦＫの場面で、永芳がゴール前にクロスを入れると見せかけ、染矢がゴール
ラインへ走り出す。そこにパスが繋がり、ニアで嶋田にクロスを送るがわずかに合わない。

２９分、中央で押谷がボールを奪い、ドリブルから強烈なミドルシュートを放った。
相手ＧＫもキャッチできずにファンブルしてＣＫになった。

３２分には、染矢がシュートを狙っていくがゴールの上に外してしまった。

ここまで、中盤での素早いプレスとセカンドボールをしっかりと拾い、攻撃に繋いで
岐阜のリズムで進んでいる。

４０分、愛媛のシュートをＧＫ村尾がファインセーブではじき出し、得点を許さない。

４３分、ここまで試合の主導権を握っていた岐阜だったが、永芳のバックパスが
カットされてそのまま杉浦（愛媛）にドリブルで持ち込まれ、先制点を奪われてしまった。

前半は、岐阜のペースで９本のシュートを放ち、試合を優位に進めていただけに、
終盤の失点が悔やまれた。

後半、岐阜は同点に追いつくため、さらに前からプレスを掛けて、攻撃を仕掛けていく。

５８分、ＣＫのチャンスから逆に愛媛にカウンターを仕掛けられ、ＧＫ村尾と１対１の状況を
作られてしまうが、これも村尾が落ち着いて対応し、防いでいく。
愛媛の後半の戦い方は、カウンターを狙っているようだ。

５６分、中央からの嶋田のシュートをＧＫが弾き、ＣＫに。

６０分、愛媛の右サイドのスローインから、サイドを突かれ、グラウンダーの速いクロスを
入れられると、ファーサイドで待っていた石井（愛媛）に決められて、２点目を奪われて
しまった。
この失点で、岐阜はかなりのリスクを犯して攻めなければならない状態となり、逆に愛媛
は、しっかりブロックを作って、カウンターを狙う展開になった。

嶋田に代えて、西川を投入し、佐藤、西川のツートップにしていく。２７分、ＣＫから押谷
がパスを受けて、切り込んでいく。このこぼれ球を野垣内拾い、シュートにいくが枠を
捕らえられない。

７７分、愛媛のカウンターからジョジマールが一気に前線に抜けると、野田（明）が懸命
についていくが、シュートを打たれる。これをＧＫ村尾がファインセーブして、防いでいく。

２点リードとなった愛媛は、ゴール前でしっかりとブロックを作り、岐阜の攻撃をペナルティ
エリアの外で跳ね返す展開に。岐阜もボールを回すが、決定的なチャンスを作れない
状況が続いてしまった。
このまま時間が過ぎてしまい、有効な攻撃の突破口がないままタイムアップとなってし
まった。

前半は、良い試合内容で決定機も作るなど上手く進めているのだが、隙を突かれての
失点で流れを自ら失ってしまう展開になっている。最近の悪い試合の流れが今日の試合
でも出てしまった格好だ。今シーズン、まだ無失点で試合を終えたことがないように、
守備の課題が大きくなっている。自陣での簡単なミスが今シーズンの失点の多さに
繋がっているようだ。サッカーはミスをするスポーツ。しかし、ミスをいかに減らしていくか
更なる工夫が必要となってくる。これから、さらに手強いチームが続くだけに、守備の
再構築が急がれる。
多数のご声援ありがとうございました。