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2011年07月03日
7月3日(日) 第19節vs京都サンガF.C. 3,337人 (長良川競技場)
FC岐阜 3-2 京都サンガF.C. (前半1-2、後半2-0)
■得点者 ※エイデンMVP賞 佐藤洸一
37分 西川優大
51分 佐藤洸一
90+2分 永芳卓磨
■スターティングメンバー
GK
21 村尾 龍矢
DF
2 野田 明弘
4 田中 秀人
6 秋田 英義
17 野垣内 俊
MF
14 嶋田 正吾
33 新井 涼平
20 三田 光
11 染矢 一樹
FW
18 佐藤 洸一
16 西川 優大
SUB
GK31 川浪 吾郎
DF32 山内 智裕
MF5 川島 眞也
MF7 菅 和範
MF15 永芳 卓磨
MF29 池上 礼一
FW27 押谷 祐樹
■交代
64分 西川→押谷
71分 三田→菅
79分 染矢→永芳
■試合速報・ゲームサマリーはこちら
■試合レポート
試合前に豪雨が長良川競技場を襲い、荒れた天候となってしまった。しかし、試合開始の
頃になると雨もやんで、湿度のみが高くなった状態になった。前節、アウェイで鳥取と引き
分け、久しぶりの勝点を手にした。チームのパフォーマンスも徐々に上がっていることから
、何とか勝点を奪いたいところだ。
前半、積極的な姿勢を見せたのは、ホームの岐阜だった。先発で中盤に入った新井と
三田を中心に、攻撃陣も前からプレスを掛け、京都に思うようにさせなかった。
しかし、7分、チョン・京都にミドルシュートを打たれると、これがゴールに吸い込まれ、早々
に先制点を奪われる悪い流れになってしまう。
18分、岐阜も同点に追いつこうとクロスから佐藤がヘディングシュートを放つが、惜しくも
ゴールを捕らえることができない。
30分、京都にCKを与えてしまうと、混戦を抜けて秋本・京都に押し込まれ、2点目を奪わ
れてしまった。
これまでの敗戦ゲームと同じ展開となってしまい、試合を難しくしてしまったかに思われた。
しかし、この日の岐阜は違っていた。2失点目で目が覚めたのか、京都の運動量が落ちた
のか、ここから岐阜が一気に押し込んでいく、勢いを見せた。
31分、右サイドをオーバーラップした嶋田が思い切って右足でシュートを打っていくがGK
にセーブされてしまう。
33分、岐阜はCKを得ると、佐藤がヘディングシュートで合わせるが惜しくも枠を捕らえら
れない。
37分、サイドからの攻撃を積極的に続ける岐阜にチャンスが訪れた。左サイドから染矢が
抜け出し、落ち着いて西川にグラウンダーのクロスを上げると、これを西川が上手く合わせ
1点を返した。西川は、今シーズン初ゴール。この1点で岐阜の勢いがされに増していく。
その後もサイドの嶋田、染矢を基点に攻撃を続けていき、ゴール前にボールを供給して
いく。前線からの守備も機能し、京都に自由にボールを持たせない。
後半、このままでは終われない岐阜は、前からプレスを掛けて、ボールを奪いにいった。
51分、左サイドの嶋田がドリブルで突破すると、ニアに入ってきた佐藤にピタリと合う、
クロスを上げ、佐藤が上手く流し込んで、ついに同点に追いついた。
同点に追いついたことでスタジアムも一気にボルテージがあがり、チームを後押ししていく。
58分、勢いの増した岐阜は、染矢が裏へ抜け出し、中へグラウンダーで入れると、これに
佐藤が流れながら、左足でシュートを放つがクリアされてしまい、逆転をすることができない。
63分、田中が中盤でインターセプトして、そのまま前線へ上がり、攻撃に参加して勢いを
見せつけた。
岐阜は、逆転を狙い、西川に代えて、押谷を投入すると、69分、押谷が右サイドから
ドリブルシュートを放つが、GK正面に行ってしまう。
71分にも嶋田がサイドでキープし、野田が上がってくるとニアへクロスを上げていくがクリア
されてしまう。
さらに攻撃に変化をつけようと、染矢に代えて、永芳を投入した。すると81分、永芳、佐藤と
繋いで押谷がミドルシュートを放つがゴール右へ外れた。
続けて、永芳から中の佐藤へ繋ぐと左足でシュートを放つがこれもゴール上に外れてしまう。
84分、永芳から逆サイドの嶋田へ展開すると弾んだボールをボレーで狙っていくが、これも
枠を捕らえられない。
87分、押谷がスルーパスに抜け出し、反転してシュートにいくが、これも決めることができない。
怒涛の攻撃を見せていたがついにロスタイムに突入してしまう。ホームで何とか勝ちたい岐阜
は、最後まで攻撃の手を緩めなかった。90+1分、押谷が前線で守備からボールを奪い、右
足でシュートを放つが、GKに弾かれてしまった。
90+2分、ついに劇的な瞬間が訪れた。右サイドで、タイミング良く飛び出した嶋田がドリブル
でスピードに乗って、グラウンダーのクロスを上げると、これに押谷が飛び込むが相手と当たり
つぶれてしまう。しかし、ファーサイドに走りこんでいた永芳がこれを押し込み、ついに逆転と
なった。これには、控え選手、スタッフも抱き合って喜び、スタンドも喜びで揺れた。
このまま試合は終了し、11試合ぶりに勝利を挙げた。苦しく長いトンネルだったが、劇的な
勝利で抜け出した。試合後の挨拶で感極まっている選手もいた。それほど、苦しい状況だった
のだろう。そして、選手たちが口々にチームが良くなってきていると話しているように選手自ら
が変わろうとしていることが結果として繋がってきた。これからの浮上に期待したい。
多数のご声援誠にありがとうございました。