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2011年08月14日
8月13日(土) 第24節18:00vsジェフユナイテッド千葉 4,842人 (長良川競技場)
FC岐阜 0-2 ジェフユナイテッド千葉 (前半0-0、後半0-2)
■スターティングメンバー
GK
1 野田 恭平
DF
2 野田 明弘
17 野垣内 俊
6 秋田 英義
7 菅 和範
MF
11 染矢 一樹
23 橋本 卓
20 三田 光
27 押谷 祐樹
FW
14 嶋田 正吾
16 西川 優大
SUB
GK31 川浪 吾郎
DF24 村上 一樹
MF5 川島 眞也
MF33 新井 涼平
MF8 李 漢宰
MF35 地主園 秀美
FW18 佐藤 洸一
■交代
56分 三田→新井
65分 西川→佐藤
83分 橋本→李
■試合速報・ゲームサマリーはこちら
■試合レポート
この日も岐阜は猛暑に見舞われ、試合開始になっても31.7度、湿度73%と厳しい
コンディションとなった。上位のジェフユナイテッド千葉をホームに迎えて、連敗脱出を
賭けて臨んだ。千葉は、前節試合がなかったため、十分な休養を取って、万全な状態
で挑んでくるはずだ。岐阜にとっては、難しい試合になるかもしれない。
前半、立ち上がりから勢いを見せたのは岐阜。攻撃陣が積極的に前からプレスに行き、
千葉の攻撃を思うようにさせない。
6分、橋本の守備から、嶋田へ繋ぐと、ドリブルからミドルシュートを狙っていくが、相手
にあたり、こぼれたボールに西川が打つがゴール上に外れてしまった。
千葉もFKを得ると、林が無回転シュートで狙ってくるが、GK野田がしっかりと防いで
いった。
10分、左サイドの押谷から中央の三田へ繋ぐと、ミドルシュートで狙っていった。
17分、最初のビックチャンスが訪れる。押谷から中へクロスを入れると、染矢がDFの
背後から抜け出し、シュート。しかし、相手GKも体を投げ出し、セーブされてしまった。
18分、岐阜の勢いが止まらないと、右から西川がニア抜け出し、シュートを放つがこれ
も、相手GKにファインセーブされてしまう。
25分、2度目のビックチャンスが訪れると、三田からスルーパスを受けた押谷が低い
シュートを放つと、これを相手GKが弾き、こぼれ球を西川が押し込もうとするが、これ
も相手GKに止められてしまい、決めることができない。
岐阜は、中盤の守備から上手くボールを奪い、試合の主導権を握って、攻撃を仕掛け
ていった。千葉もそれほど前に出てこないことから、岐阜がサイドから攻撃を続ける状況
が続いた。
42分、3度目のビックチャンスが訪れると、右サイドから染矢が突破し、ファーサイドの
押谷へ絶好のクロスボールを入れると、押谷がジャンピングボレーでシュートを放つが
これも相手GKの好セーブに防がれて、得点とならない。
続けて、4度目のビックチャンスとなる43分、西川がポストに入った押谷に当てると
そのまま裏へ走り込み、足元でリターンを受け、シュートにいった。相手GKが飛び出し
てくるとこれを浮かして狙うが、僅かにゴール上に外してしまう。
結局、前半に4度の決定機を作りながら、ゴールを挙げることができなかったことは、
サッカーにおける悪い展開に陥ってしまうという不安を抱かせるものになった。
後半、このペースで試合をすることができるかがポイントになりそうだ。
後半、立ち上がりに千葉が目の色を変えたように、ゴールを狙ってくると、2分、右からの
FKで、ファンゲッセルにヘディングシュートを合わされ、危ない場面を作られた。
続けて、千葉・米倉が中央からシュートを狙うと、僅かにポスト左に外れ、助かった。
しかし、50分、左からのFKで、再びファンゲッセルにヘディングで合わされ、ついに
先制点を奪われてしまった。
すると、岐阜の運動量も落ち始め、足が止まってしまうと、千葉に一気に流れが行って
しまい、前半とは打って変わって、防戦を強いられてしまう。
千葉の選手が試合のペースを上げると、それには付いていけず、前半のようなプレス
からボールを奪うことができない。
68分、最終ラインでボールを回していると、交代して入ってきた千葉・青木が前から
プレスを掛け、橋本からボールを奪うと一気にゴール前まで行き、落ち着いて、2点目
を挙げた。岐阜にとっては、この2点目は相当重いものとなってしまった。
72分、岐阜の攻撃で、CKを得ると、交代した佐藤がヘディングシュートで狙っていく
がゴール左へ外れてしまう。
終盤、岐阜は苦しい時間となってしまい、千葉にボールを回されてしまうと、攻撃の
切欠を作ることができず、時間だけが過ぎていってしまう。
85分、染矢が左サイドでFKを得ると、これを李がゴールを狙っていくと、ファーサイド
のゴールポストに行き、入ったかと思われたが、惜しくもゴールならず。
その後は、チャンスを作ることができず、試合終了となった。これで、今シーズン2度目
の6連敗となり、中々連敗をストップすることができない。
前半は、岐阜のペースで試合を進め、決定機を多く作った。相手GK・岡本の好セーブ
によって、岐阜の思惑が阻止されてしまった。前半に得点を決めていれば、結果は
変わっていたかもしれない。サッカーにおいて、「決めるべきときに決めておかないと、
やられる」ということは、当たり前の教訓として、知られている。
今日はそういう残念な試合だった。攻撃については、これまで見られなかったような
創造性溢れる連携も見られたことは、ポジティブに捉えたいが、やはり決めなければ
ならない。試合後の相手監督会見では、「前半は走りすぎてしまった。もっとしっかり
オーガナイズして走らないようにしなければならなかった」と岐阜の裏をかく、戦術も
仕掛けて、勝点3を持って行かれてしまった。これをひっくり返すためには、前半に
得点を決めることがどれほど重要だったか解る。勝負において相手の裏を取るだけ
では、十分でなくその裏を取らなければ勝つことはできない。
多数のご声援誠にありがとうございました。