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2012年11月11日
11月11日(日) Jリーグディビジョン2 第42節 13:00キックオフ 8,034人 (ニッパツ三ツ沢球技場)
横浜FC 3-2 FC岐阜 (前半1-1、後半2-1)
■得点者
18分 佐藤洸一
82分 佐藤洸一
■スターティングメンバー
GK
31 時久 省吾
DF
36 森安 洋文
4 田中 秀人
25 関田 寛士
24 村上 一樹
MF
15 山崎 正登
8 李 漢宰
6 服部 年宏
11 染矢 一樹
10 樋口 寛規
FW
18 佐藤 洸一
■サブメンバー
GK22 多田 大介
DF3 池田 昇平
DF30 尾泉 大樹
MF23 橋本 卓
MF14 井上 平
FW32 アブダ
FW35 ダニロ
■交代
68分 李漢宰→井上平
71分 染矢一樹→ダニロ
83分 樋口寛規→橋本卓
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■試合レポート
今シーズンの最終節まで残留を掛けた厳しい戦いが続いた岐阜は、アウェイで横浜FCと対戦した。岐阜は引き分け以上で自力残留が確定し、横浜FCは他チームの結果もあるが自動昇格の可能性もあるという高いモチベーションの試合となった。岐阜からは約400人のファン・サポーターが駆けつけ、熱い声援を送った。
(前半)
先に主導権を握ったのは岐阜だった。1分、左サイドから森安がクロスを上げていくと中で佐藤がヘディングでそらして、狙っていくが僅かに枠に収まらなかった。
続けて、4分、染矢が中央でボールを受けると反転して、シュートにいくが決めることはできなかった。しかし、サイドから染矢が何度もドリブルで突破し、クロスを上げる場面が見られ、守備でも積極的に前からボールを奪い、流れを掴んだ。
12分、横浜の堀之内がシュートを放つがGK時久が正面でしっかりとキャッチした。18分、再三、サイドを突破していた染矢がニアへクロスを上げると、これに佐藤がボレーで合わせ、素晴らしい先制点を奪った。
その後も、横浜の攻撃を全員でしっかりと守備のブロックを作り、チャンスを作らせない時間帯が続いた。このまま前半リードで終了するかと思われたが、42分、右サイドを突破され、ハイクロスを上げられると、横浜カイオがヘディングで合わせ、同点に追いつかれてしまった。
(後半)
同点で迎えた後半も、岐阜の積極的な守備は変わらず、横浜を抑えていった。3分、樋口が中央からミドルシュートを狙っていくがゴールの上に外してしまった。
横浜も同点に追いついた勢いを次第に発揮し、岐阜の陣内へ押し込んできた。横浜は追加点を奪うため、田原を投入し、さらに高さを加えてきた。19分、右サイドでファウルを犯してしまい、FKを与えると、これを横浜・森本にヘディングで合わされ、逆転されてしまった。
岐阜も横浜の攻勢に対抗するため、李に代えて、井上を入れて中盤を強化した。22分には森安がオーバーラップして、クロスを上げようとするが、倒されてFKを得た。これを森安が蹴っていくが、GKにキャッチされてしまい、チャンスにはならなかった。
岐阜は、染矢に代えて、ダニロを投入し、同点に追いつこうとした。すると37分、関田からロングボールをダニロがペナルティエリア内で胸で落とし、これを佐藤が良いタイミングで走り込み、相手DFを交わして、落ち着いて、左足でゴールを決めて、同点とした。
激しいシーソーゲームとなり、スタジアムは大いに盛り上がる展開となった。岐阜は、もう1点取って、逆転したところだったが、横浜も勝たなければいけない状況に奮起していた。39分、横浜・阿部に右サイドからクロスを入れられると、GK時久がパンチングで弾いていくが、クリアしたボールが横浜・永井に行ってしまい、ヘディングで押し込まれ、3点目を奪われてしまった。岐阜といては最低限、引き分けで終わりたかったが、横浜の粘りに失点を
許してしまい、敗戦となってしまった。しかし、前半から積極的な守備、攻撃を見せ、果敢に挑んだ姿勢は、今シーズンの成長を感じさせてくれた。試合終了にはサポーターから温かいねぎらいの拍手が送られた。
最終的にFC町田ゼルビアが敗戦したことによって、岐阜のJ2残留が決定し、厳しく、苦しいシーズンを終えた。クラブ・チームとしても残留争いという初めての経験をすることになり、緊張感のある試合が続いた。この経験をしっかりと積み上げて成長し、来シーズンに向けて、良い準備をしていきたい。
一年間、熱いご声援、誠にありがとうございました。