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2011年08月21日
8月21日(日)第25節18:00vs水戸ホーリーホック 2,778人 (ケーズデンキスタジアム水戸)
水戸ホーリーホック 1-2 FC岐阜 (前半1-1、後半0-1)
■得点
28分 押谷 祐樹
90+3分 野垣内 俊
■スターティングメンバー
GK
1 野田 恭平
DF
2 野田 明弘
4 田中 秀人
17 野垣内 俊
7 菅 和範
MF
11 染矢 一樹
23 橋本 卓
20 三田 光
27 押谷 祐樹
FW
14 嶋田 正吾
16 西川 優大
SUB
GK31 川浪 吾郎
DF6 秋田 英義
MF5 川島 眞也
MF8 李 漢宰
MF33 新井 涼平
MF35 地主園 秀美
FW18 佐藤 洸一
■交代
67分 染矢→地主園
68分 西川→佐藤
78分 三田→新井
■試合速報・ゲームサマリーはこちら
■試合レポート
小雨が降り続く、水戸市のケーズデンキスタジアムは、気温20度と肌寒いくらいの
天候となった。また、ピッチの状態が滑りやすく、フラットでないため、難しい試合が
予想されていた。岐阜は、連敗からなかなか抜け出せないが、水戸との相性の良さ
を試合に活かしたいところだ。
前半、両チームとも中盤でボールを奪い合う展開となり、試合の主導権を争う立ち
上がりとなった。
4分、水戸のFKからゴール前にボールがこぼれると、元日本代表鈴木の前に落ち、
押し込もうとするが、田中が体に当てて、クリアしていく。
岐阜は、サイドの押谷・染矢へボールを送り、サイド攻撃を展開していく。
両チーム共に、ボールコントロールでミスが目立ち、ボールを奪っても良い攻撃の
形が作れない。
15分、田中がボールを奪うと、三田へ渡し、スルーパスを嶋田へ通して、右から
上がってきた染矢に繋ぐ。クロスを中へ入れていくが、合わなかった。
18分、水戸の小池が強烈なミドルシュートを放つが、ゴール右に外れた。
岐阜は、ボールを積極的に奪いにいき、サイドから攻撃を組み立てようとする意図は
あるものの、個人のミスが目立ち、ラストパスまでいかない。
しかし、岐阜に思わぬ形で先制点が決まった。橋本から中央にいる西川がポストプレー
に入り、嶋田がリターンのパスを受け、サイドから飛び込んできた押谷にダイレクトで
繋ぐと押谷がサイドから浮かせたボールがそのまま水戸ゴールに吸い込まれ、待望の
先制点が生まれた。
しかし、1点を取って、試合展開が落ち着くかと思われたが、逆に水戸に攻め込まれて、
危ない場面を作られてしまった。
33分、右から野田(明)がクロスを上げ、このこぼれ球を染矢が拾い、フェイントで交わ
して、続けてクロスを上げていく。
37分、水戸の保崎の強烈なミドルシュートをGK野田がスーパーセーブで弾き出し、
ゴールを死守していく。
39分、水戸が岐阜のゴール前にロングボールを入れると、これをクリアするが、水戸
の塩谷の前に落ちてしまい、ダイレクトで決められ、同点に追いつかれてしまう。
このまま、敗戦のイメージになってしまうかと思われたが、ここから粘り強く守備を行って
いった。
前半は、1-1で折り返したが、両チーム共にいつものサッカーができず、我慢の試合
展開となった。
後半、水戸がまず、逆転を狙おうと積極的に前に出てくると、岐阜がこれを受ける形で
スタートした。
49分、野垣内から裏へ走り込んだ染矢へロングボールを出すが、オフサイドになって
しまう。
岐阜は、押谷、染矢がサイドから、果敢に攻撃を仕掛け、クロスをゴール前に上げて
いくが、中々合わせることができない。
56分、勢いが出てきた水戸は、小澤がシュートを放つが、これもGK野田が好セーブを
見せ、守っていく。
右サイドの野田(明)からクロスが上がるが、つめていた西川、菅が押し込めず、追加点
を奪うことができない。
61分、右からのFKから三田が鋭いボールを蹴っていくと、押谷がヘディングシュートを
放つが惜しくもゴール左へ外れてしまう。
66分、水戸の小澤にペナルティエリア外からシュートを打たれるが、GK野田がここも
好セーブで防いでいく。
67分、染矢が競り合いの中で負傷してしまい、特別指定選手の地主園秀美選手が
サイドのポジションに入り、続けて、西川と佐藤が交代して入った。
中盤での繋ぐ意識はあるが、コントロールミスが目立ち、良い形で攻撃をすることが
できない時間が続いてしまう。
82分、水戸のカウンターから、小澤がドリブルで持ち込み、右足でシュートを放つが、
ゴール左へ外れ、岐阜としても助かった。
85分、代わって入った地主園がサイドで受けて、ドリブルで突破していき、CKを得た。
87分、佐藤がボールキープで粘って、ミドルシュートを放つが、ゴール左へ外れてしまった。
90+2分、水戸の島田に裏へ抜け出され、シュートを打たれるがGK野田が素晴らしい
セーブで得点を許さない。
90分+3分、最後のCKになるであろう時間となり、押谷がファーサイドへ、鋭いボール
を入れると、前で田中が競り合い、抜けてきたボールを野垣内がヘディングで押し込み、
劇的なゴールを決めて、試合終了となった。
岐阜は、ロスタイムの野垣内の見事なヘディングシュートで、劇的な勝利を収め、連敗を
ストップし、久しぶりに勝点3を積み上げることができた。
苦しい戦いが続いていただけに、これ以上ない勝ちの味を味わうことができた。ピッチ
コンディションが難しい状況のなか、粘り強く試合を進めた結果だった。
しかし、まだまだ手放しで喜べる状態ではないことは、選手もよく理解しているようだ。
試合後、GK野田は、「この勝ちで勢いが出ると思う、しかし、次の試合がとても大事に
なると思う。前回の京都に勝った次に敗戦してしまったので、今週の練習から、しっかり
と引き締めて、頑張りたい。」と語った。次節から鳥取、岡山、熊本とホームゲームが続く。
勝点を積み上げるためには、絶対に落とせない試合となるはずだ。良い準備をして、
鳥取戦に臨んでほしい。多数のご声援誠にありがとうございました。