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2012年07月22日
7月22日(日) Jリーグディビジョン2 第25節 18:00キックオフ 8,871人 (大分銀行ドーム)
大分トリニータ 2-2 FC岐阜 (前半1-0 後半1-2)
■得点者
58分 アブダ
81分 服部年宏
■スターティングメンバー
GK
31 時久 省吾
DF
2 野田 明弘
4 田中 秀人
25 関田 寛士
17 野垣内 俊
MF
8 李 漢宰
6 服部 年宏
14 井上 平
10 樋口 寛規
11 染矢 一樹
FW
32 アブダ
■サブメンバー
GK1 野田 恭平
DF20 三田 光
MF23 橋本 卓
MF14 井上 平
FW29 廣田 隆治
FW27 中島 康平
FW18 佐藤 洸一
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■試合レポート
この日の大分市は、梅雨も開け、日中は暑くなり、湿度も高い状態だった。試合開始の頃になっても湿度が77%と選手にとっても厳しい条件になった、加えて、大分銀行ドームのピッチコンディションが悪く、両チームの選手を悩ませることになりそうだ。岐阜は先発に練習参加から合流して加入したFWアブダをトップに置く、布陣で6位大分トリニータに挑むことになった。
(前半)
厳しいコンディションの中、しっかりとした試合の入り方を見せたのは岐阜だった。大分の選手を圧倒する出だしを見せてボールを奪っていくと、5分、アブダのドリブルから時間を作り、染矢へ絶好のスルーパスを出すと、染矢がクロスを上げて樋口が合わせる形が早速出た。続けて、CKからアブダがヘディングで競ると、こぼれ球を田中が拾い、低いクロスを入れていくと、これがアブダに渡り、ゴール前でシュートとなるが、ゴール上に外してしまった。
10分、左サイドのスローインから井上が受けて、アブダに繋ぐと、井上へつなぎ、シュートを打つがゴール左へ外れてしまった。立ち上がりの僅か10分だったがアブダを中心に3度のチャンスを作りだし、試合の主導権を握った。
しかし、21分、大分に右サイドを突破されると樋口が倒してしまい、PKを取られてしまった。これをGK時久が一旦弾くが大分・村井に押し込まれ、先制されてしまった。
先制した大分は、息を吹き返し、動きが良くなってくるが、岐阜もアブダを中心に攻撃のバリエーションを出して、同点に追いつこうとした。
(後半)
まずは同点に追いつくために、再び積極的な立ち上がりを見せる岐阜は、56分、井上に代えて中島を投入して、得点を狙っていった。58分、右サイドから野田が上がり、バイタルエリアにいたアブダにパスを繋ぐと、相手DFを切り返しで交わし、左足でコントロールして見事にデビュー戦でJリーグ初ゴールを決めた。これで、岐阜も再び勢いを取り戻すと、64分、アブダのドリブルから中島が受けて、ドリブルシュートを放つが、相手GK正面に行ってしまった。
29分、大分陣内へ岐阜が押し込むと、サイドで李が受けて、中央の服部へ繋ぐと、これをミドルシュートにいった。ボールは、ゴール右隅に綺麗に飛び、逆転ゴールとなった。服部の9年ぶりのゴールが貴重な逆転ゴールとなった。
このまま逃げ切りたい岐阜は、大分の猛攻を全員で体を張って凌いでいくが、大分も交代選手を使い、チャンスを作りだそうとしてきた。すると81分、交代した大分・チェから、サイドの村井に出るとここからクロスを上げられ、大分・三平に押し込まれ、同点とされてしまった。最後まで、両チームとも3点目を狙いにいったが、タイムアップの笛となった。
岐阜にとっては、勝って終わりたかった試合だったが、アウェイで上位大分を相手に最低限の勝点1を手にした。そして何より、新加入のアブダがチームにフィットしていたこと、ベテランの服部がゴールを決めたことなど、良い材料を得た試合でもあった。次節もアウェイでガイナーレ鳥取との対戦となるが、今日のような試合で勝点3を奪って、帰ってきたい。