※モバイルサイトは、上記QRコードを読み取ってお進み下さい。
2013年08月17日
6月25日(火)岐阜市の長良医療センターでWingsとFC岐阜の交流会が行われ、美尾敦選手と益山司選手が参加しました。
Wingsとは1998年初頭に長良病院のあかつき病棟の進行性筋ジストロフィーの患者さん達を中心に結成された電動車椅子サッカーチームです。チーム名『Wings』の由来は、当時のメンバー全員が乗っていた電動の名前がウイングチェアーということもあり、そこからウイングの文字をとってWingsと命名されました。
FC岐阜がJリーグに昇格した2008年から年に1回、交流会を開催しており、今年で6回目となります。
初めて電動車いすに乗る美尾選手と益山選手。
実際に乗り動かしてみると、前に進みたいのに左に行ってしまったり、思ったように動かせず苦戦しています。
まずはコーンを八の時で回るレース。デモンストレーションを見せて頂きましたが、ものすごいスピードで会場内にいた皆さんもびっくり!
次はさらに難易度が上がりドリブルしながらコーンを回ります。
FC岐阜は1周回る間に、Wingsは2回回るというハンデをもらっていざ、勝負!
少し動きになれてきた選手たち。しかし、まっすぐは進めますがやはりカーブが難しく、ボールだけが違う方向へ行ってしまいなかなか前に進めません。
あっという間にWingsに追いつかれてしまいました。
次にテニスを行いました。
2人ペアになり、テニスのようにサーブを打ち、相手は2回以上触ってから相手コートに返します。
デモンストレーションでは流れるようなラリーを見せて頂きました。
まずはWings選手とFC岐阜選手がペアになり対決します。
まだまだ思ったように動かせない選手たちは、Wingsの選手にフォローしてもらいながらなんとかラリーを続けようとボールを追いかけます。
初めは全く続かなかったラリーですが、次第にボールを打ち返せるようになってきました。
そしてWingsとFC岐阜の対決。
益山選手はサーブのコツをつかんできて徐々に強いボールが打てるようになってきました。
美尾選手は相手の打つところを読み見事なレシーブ。
急速な上達を見せ始めた二人でしたが、Wingsの巧みな技にやられてしまいました。
ここで休憩タイム。FC岐阜選手は自主練習を続けます。するとWingsの選手たちがコツをいろいろと教えてくださいました。
Wingsの選手同士のパス交換も見せて頂きましたが、強烈なパスに一同びっくり。
次に、セットプレーに挑戦しました。サイドからのボールに合わせてシュートを打ちます。
デモンストレーションは先ほど強烈なパスを見せてくれたお二人が、これまた強烈なシュートを打ち見事なゴールを披露してくださいました。
これをWingsとFC岐阜の選手がペアになり挑戦。
まずは選手はパスを担当。先ほどのテニスのサーブでコツをつかんだ二人は、しっかりとパスを出していました。
次はシュートを打ちます。動いているボールに合わせてシュートを打つのでかなりの難易度です。なかなかボールに当たりません。
でも何とかシュートを打ちたいFC岐阜の選手たち。
Wingsの選手も何とか決めさせようと、絶妙なパスを出してくれます。
何度も挑戦し、やっとシュートを打つことができました。
最後のメニューはPK対決。
これまでの交流会でも対決してきましたが、まだ一度もFC岐阜が勝ったことはありません。
それを知っていた美尾選手は始まるときから、「今日は勝ちに行きます!」と絶対負けたくない思いを前面に出してしました。
初めのキッカーは美尾選手。先ほどのセットプレーでのシュートも思い出しながら思いっきり
美尾選手は、コミュニケーションや予測が大事なところ等似ているところもあり、地元の方々とのこういった交流は力になりますし、これからも一緒に頑張っていきましょう!とコメントしました。
激励を頂き、また、Wingsのみんなで応援に行きましょうというコメントには大きくうなずいてくださいました。
ありがとうございました。