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2009年12月05日
12月5日(土) 2009 J2リーグ戦 第51節 5,042人 (長良川競技場)
FC岐阜 2-1 徳島ヴォルティス (前半0-1、後半2-0)
■得点
57分 佐藤 洸一
68分 秋田 英義
■スターティングメンバー
GK 1.野田
DF 19.冨成、30.吉本、4.田中、6.秋田
MF 23.橋本、7.菅、14.嶋田、11.高木
FW 16.西川、18.佐藤
■サブメンバー
GK 31.曽我部
DF 3.菊池
MF 15.永芳
MF 20.染矢
FW 24.片山
■交代
89分 高木→染矢
89分 西川→片山
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■試合レポート
Jリーグディビジョン2最終戦。とうとう、今シーズン戦ってきたリーグ戦を締めくくる
最後の試合を迎えることになった。濃密なシーズンを味わわせてくれた選手たちに
感謝の思いと、最終戦を有終の美で飾ろうという気持ちが長良川競技場を包んで
いた。
前半、小雨が降り続き、ピッチのコンディションは、非常にスリッピーだった。これに
早く対応した徳島は、積極的な攻撃を仕掛けてくる。岐阜も、開始から高木が積極
的にシュートを放ち、先制点を奪おうとする。
しかし、11分、徳島のCKからのボールは、GK野田がフリーでキャッチしようとした
が、雨の影響でスリップしてしまい、こぼれたところをぺ・スンジン(徳島)に押し込まれ
て、先制点を奪われてしまう。
守備から、崩されたわけではないが、悔しい失点となってしまった。
26分、岐阜もサイド攻撃を使い始めると、高木のクロスに佐藤がヘディングで飛び込
むが僅かに届かず。
31分、秋田がオーバーラップして、嶋田が裏に抜け出すと、そのまま左足でシュートを
放つが惜しくもゴール左へ外れる。
44分、西川がサイドでためて、高木が切り返してシュートを放つが、ゴール上に外れる。
45分、西川がサイドに抜け出すと、中へ折り返し、スルーして、高木がシュートを放つが
これも相手に弾かれ、CKとなる。
前半は、失点しながらも、リズムを取り戻し、守備から攻撃へと繋げることができるように
なった。
後半、50分、徳島のCKから、ニアで強烈なヘディングシュートを放たれるが、僅かに
外れ、助けられる。
しかし、後半のFC岐阜の出だしは良く、攻撃のパスも噛み合ってくると、57分、自陣で
橋本がボールを奪うと、ペナルティエリア外に、佐藤が走りこむとこれに、絶妙のパスが
出てくる。佐藤は、右に小さくコントロールし、素早くコーナーを狙って、ゴールを決め、
ついに同点に追いついた。
ここからは、完全に試合の流れが岐阜のペースに変わり、前線からのプレスと中盤での
セカンドボールを岐阜の選手が果敢に拾っていくシーンが増え始める。
徳島は、岐阜の前からの守備にミスが出始め、リズムに乗れないと、岐阜がシュートチャン
スを多く作り出す。
61分、CKのこぼれ球に、菅が胸とラップでボレーを放つが、ゴール上に外してしまう。
67分、中盤で西川が起点になり、橋本にパスを落とすと、これをダイレクトで相手の裏へ
走りこんだ嶋田にだす。見事にパスが通り、嶋田がそのままボレーシュートを放つ。
しかし、これは徳島GKに阻まれてします。
68分、右サイドに上がった高木がクロスを上げると、これに佐藤が競り、シュートに行こうと
するが、打てず、相手に取られてしまう。しかし、諦めず、ボールを奪いにいくとこれが、
秋田のところにこぼれた。秋田がコントロールして、豪快に右足を振りぬき、ついに逆転に
成功する。
81分、攻守に渡って、足を止めない岐阜は、佐藤が裏へ抜け出して、右足でシュートを
放ち、追加点を狙っていく。
最後まで、徳島の運動量を上回り、最後まで貪欲に試合を進めた岐阜が見事に逆転
勝利を収め、有終の美を飾った。
今シーズンを締めくくる最終戦で、見事上位のチームに、岐阜のスタイルを貫いて、
勝利を収めた。また、今シーズンにチームとして、取り組んできたことが、集大成として、
発揮できたことは、チームの成長を改めて感じさせてくれた。
濃密なシーズンを過ごしてきたチームは、最後まで濃密な試合を見せてくれた。
”最後まであきらめず走り抜く”という言葉をシーズン最後まで貫くことができたことは、
チーム・クラブ・ファンやサポーターにとって、大きな自信を与えてくれた。
そして、まだシーズンは終わっていないということ・・・。
この1週間を天皇杯vs名古屋グランパス戦に向けて、しっかり準備をして、次は、全国の
皆さんに”最後まであきらめず走り抜くサッカー”を観てもらう番だ。