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3月8日（日） 2009 J2リーグ戦 第1節

13:00キックオフ　　5,523人（栃木グリーンスタジアム）

栃木SC　0－1　FC岐阜　（前半0-1、後半0-0）

得点：高木　和正

■スターティングメンバー
GK　1．野田
DF　25．橋内、3．菊池、4．田中、6．秋田
MF　15．永芳、7．菅、14．嶋田、11．高木
FW　10．片桐、13．大友

■サブメンバー
GK　21．水谷
DF　5．川島
MF　23．橋本
MF　20．染矢
FW　9．朴

■交代　高木→染矢（81’）、大友→朴（84’）、菊池→川島（89’）

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どんよりと曇った空の栃木グリーンスタジアムから、今シーズンのFC岐阜
戦いが始まった。スタジアムには、多くのサポーターが駆けつけ、チームとの
戦いに備えていた。

曇り空のため、気温も9度と上がらず、肌寒いコンディションになったが選手
たちはしっかりとウォーミングアップを行ない体を温めていた。
ここまでのチーム状態は良く、けが人もなく、シーズンを迎えることができた。
栃木SCは、今季Jリーグ経験選手を多数補強して、戦力アップに努めた
チームだけに、手強い相手となりそうだ。

前半立ち上がり、両チームとも硬さがみられ、中盤でのボールがつながらず、
慌しい展開となった。栃木も最初から、勢い良く岐阜に攻撃を仕掛けてくる。

中々、攻撃のテンポが生まれなかったが、しっかりとした守備はキャンプから
チームのスタイルとなっている。中盤で激しいプレスを見せる岐阜は、次第に
ボールを繋ぎはじめ、テンポを作っていった。

23分、高木のサイドからのドリブル突破で、クロスを上げるとゴール前で片桐
がヘディングシュートを放つが惜しくもゴールにはならず。

27分、栃木も裏へ飛び出して、ゴールを狙おうとするがこの日のGK野田は、
好セーブを連発し、安定したプレーを見せた。

30分、待ちに待った先制ゴールが決まる。左サイドで、大友が大きく右サイド
までサイドチェンジすると、これを高木が落ち着いて左足に持ち替え、ゴール
に流し込んだ。2009年のチーム初ゴールとなった。

先制点を奪ったことで、中盤のボールポゼッションに余裕が生まれてくる。
守備も、FW大友、片桐が惜しみなく、チェイシングを行ない、ディフェンス
ラインの菊池、田中がしっかりとクリアしていく。

42分、栃木のスローインから、オーバーヘッドでシュートを打たれヒヤッとさせ
られたが、前半をリードして終えた。

後半、もう一度セカンドボールをしっかり拾おうと確認しながら、ロッカーを
出た。前半同様、激しいボール争いが続くが、要所で岐阜の選手は負けて
いない。
両サイドバックの秋田、橋内は、積極的に攻撃に参加し、クロスをゴール前に
入れていく。

20分、栃木の運動量が落ち始めると、さらに岐阜が攻勢に出て、ボールを
回していく。
栃木も選手を交代させながら、同点に追いつこうとするが、岐阜の守備陣は
冷静に対応している。
32分、相手ゴール前のこぼれ球に大友が反応し、左足で思い切って打って
いくがゴール横に外してしまう。

岐阜は、終盤になっても運動量が落ちずに、キャプテン菅を中心に、中盤での
主導権を栃木に渡さない。

38分、交代した染矢が走りまわり、大友へパスを出すとこれをゴール正面で
流し込もうとするが、相手DFも必死のクリアを見せる。

終盤は、岐阜が積極的な守備から攻撃に繋げる場面を多く作り、追加点を
狙う展開になった。
ロスタイムもしっかりと落ち着いて対応し、初戦を1-0で勝利し、最高のスタートを
切った。