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2009年04月19日
4月19日(日) 2009 J2リーグ戦 第9節 5,038人 (平塚競技場)
湘南ベルマーレ 2-2 FC岐阜 (前半1-1、後半1-1)
■得点者 片桐、佐藤
■スターティングメンバー
GK 1.野田
DF 25.橋内、3.菊池、4.田中、6.秋田
MF 8.徐、15.永芳、14.嶋田、11.高木
FW 24.片山、10.片桐
■サブメンバー
GK 21.水谷
DF 5.川島
MF 20.染矢
FW 24.片山
FW 9.朴
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夏のような日差しが照りつけた平塚競技場で、首位を走る湘南ベルマーレとの
対戦となった。湘南は、アジエル、田原を中心とした強力な攻撃力を持ち、これ
をいかに防ぐかが試合のポイントとなりそうだ。
岐阜はキャプテン菅を出場停止で欠くが、初先発の徐と攻撃的な永芳の組み
合わせで、臨んだ。前節、仙台に敗戦したものの試合内容は、悲観するもの
ではなかった。内容と共に結果がほしいところだ。
前半、両チームとも激しいというよりは、相手の出方を見る、穏やかな試合展開
から始まった。岐阜はアジエルをどう抑えるかが試合の勝敗を左右する。
10分、永芳がためを作り、片桐へパスが渡ると左足シュートを放つがゴール右へ
外してしまう。
12分、片桐がキープし、オーバーラップした嶋田が右足シュートを思い切って
打っていくが惜しくもゴール左へ。
バリエーションある攻撃を見せ始めた岐阜は、積極的にサイド攻撃を仕掛けて
いく。守備でも、田中がアジエルをしっかりと抑え、湘南に攻撃の起点を作らせ
ない。
19分、永芳が逆サイドにいる片桐に大きく展開すると、これを相手GKの動きを
よく見て、アウトサイドにかけたミドルシュートを豪快に決め、先制点を奪った。
28分、高木が中盤でカットしたボールをそのまま、ロングシュートで、狙って
いくが、これはGKがクリアする。
ここまで湘南に、思うように攻撃をさせず、岐阜が完全に試合のペースを掌握
して、進んでいく。
40分、左サイドのクロスから、片山が飛び込むがこれは触ることができない。
42分、自陣ペナルティエリア外でファウルを取られると、フリーキックを湘南に
与えてしまう。これを、寺川(湘南)が蹴る。野田が右サイドに飛び、ボールに
さわるが、不運にもポストに当たり、臼井(湘南)の前にこぼれ、同点に追いつ
かれてしまう。
前半は、試合を岐阜ペースで進めていただけに、終了間際の失点が悔やま
れた。
後半、開始早々にミドルシュートを放ち、湘南のゴールを脅かすと、続けて
49分に徐がペナルティエリアに持ち込み、片桐へ。シュートを放つがゴール
上へ外れる。後半も、攻撃の手を緩めず、湘南陣内へ攻め込む岐阜。
53分、湘南のペナルティエリア外でボールを回すと、永芳から徐へ。
シュートを放つが枠は捕えられず。
55分、湘南の坂本にペナルティエリアに沿って、ドリブルされると、中央から
シュートを打たれる。これがディフェンスにあたり、コースが変わってゴールと
なってしまう。
湘南相手に、1点リードと苦しい試合展開になるが、ここから粘りを見せるのが
今シーズンの岐阜だ。
58分、アジエルの強烈なシュートを野田がファインセーブし、湘南の勢いを
食い止める。
60分、佐藤、染矢と続けて交代し、同点に追いつこうと攻撃陣を活性化させる。
すると、64分、永芳の絶妙のスルーパスに反応した佐藤が落ち着いてゴール
に流し込み、同点に追いついた。
湘南も再び勝ち越しゴールを奪うために、攻撃の勢いを増してくるがディフェン
ス陣を中心に、ゴールを許さない。
83分、染矢がドリブルでサイドを突破し、クロスを上げる。これに片桐がフリーで
ヘディングシュートを放つがゴールを捕えられない。
85分、ペナルティエリア外のフリーキックも全員でクリアし、勝利への望みを繋ぐ。
ロスタイム、染矢がドリブルで勝負し、右足でシュートを放つがこれも惜しくも
ゴール左のネットへ行ってしまう。
後半は、両チームとも激しい攻撃の応酬をみせ、スリリングな展開の試合と
なった。岐阜は、交代してはいった佐藤が見事に期待に応え、同点にする
など、試合内容と結果が付いてきた。
この勢いを次節、ホームサガン鳥栖戦でも見せたいところだ。
最後までご声援ありがとうございました。