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2009年07月08日
7月8日(水) 2009 J2リーグ戦 第26節 3,647人 (ベストアメニティスタジアム)
サガン鳥栖 1-1 FC岐阜 (前半1-0、後半0-1)
■得点者 80分 高木 和正
■スターティングメンバー
GK 1.野田
DF 19.冨成、4.田中、17.野垣内、6.秋田
MF 7.菅、23.橋本、20.染矢、11.高木
FW 16.西川、18.佐藤
■サブメンバー
GK 21.水谷
MF 8.徐
MF 15.永芳
MF 14.嶋田
FW 13.大友
■交代
68分 菅→永芳
68分 染矢→嶋田
80分 高木→徐
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■試合レポート
富山戦から中2日で、アウェイのサガン鳥栖戦となる厳しいスケジュールと
なり、好調鳥栖を相手にどこまでできるかが注目された。
小雨が試合前から降っていたが、試合開始の頃には上がり、少し風も出て
きた。しかし、湿度が上がったせいか、蒸し暑いコンディションになった。
前半、鳥栖が好調ぶりを発揮し、一気に岐阜陣内へ攻め込むと、持ち味の
速いパスワークで、チャンスを作ろうとする。
鳥栖は、長身FWハーフナーにボールを預けて、攻撃を展開するという
形を持っている。この試合でも、前線の2トップは手ごわそうだ。
5分、鳥栖の猛攻が続く中、右サイドからトジンに入ると、あっという間に、
ハーフナー(鳥栖)との鮮やかなワンツーで崩されてしまい、先制点を
奪われてしまう。
鳥栖は、この勢いのまま、岐阜ゴールに襲い掛かってくる。
12分、高木のフリーキックから、こぼれ球を秋田がシュートに行くがゴール
上に外れてしまう。
鳥栖のボールポゼッションが高いこともあり、なかなか前に出て行くことが
できず、シュートチャンスも作れない。
22分、野垣内がボールの処理を誤るとこれをすかさずトジン(鳥栖)が
奪い、シュートを放つ。これは、野田が正面でしっかりとキャッチして、
カバーする。
24分、鳥栖のコーナーキックのチャンスにニアにこぼれたボールを打たれ
るが、これをGK野田がファインセーブで弾き出した。
34分、島田(鳥栖)のフリーキックから強烈なシュートを打たれるがかろう
じてGK野田が弾くと、これがクロスバーでファンブルし、ここもファイン
セーブを見せた。
前半は、鳥栖にゲームを支配され、岐阜は思うような攻撃の形を作れず、
シュートも僅かに2本に抑えられてしまう。
しかし、ロッカーに引き上げてくる選手のモチベーションは高まるばかりだ。
後半、開始早々にまたもピンチとなり、GK野田がゴール前で1対1を止め、
最後のところで踏ん張っている。
しかし、岐阜も運動量を活かして、サイドからクロスを上げ始め、反撃を
開始する。
56分、高木から菅へ渡すと、早めにクロスを入れ、西川がヘディング
シュートにいくが、惜しくもゴール上に外れる。
次第に、鳥栖の足が止まり始めると、左サイドの秋田が果敢にオーバー
ラップを見せて、クロスを上げ始める。
59分、しかし、好調な鳥栖もフリーキックから島田(鳥栖)が狙うがまたしても
GK野田が神がかりなセーブを見せて、失点を許さない。
岐阜は、菅、染矢に代えて、嶋田、永芳を入れて、攻撃的にシフトしていく。
鳥栖の運動量が落ち始めると、セカンドボールを岐阜の選手が広いだす。
75分、冨成からボールを受けた嶋田がミドルシュートを狙っていくが、ゴール
上に外してしまう。
78分、田中から一気にドリブルでカウンターを仕掛けると、絶妙のスルー
パスを佐藤に送るがこれは、倒されて打つことができない。
後半は、完全に運動量で勝る岐阜がペースを掴み、なんとか同点に追い
つこうと鳥栖に襲い掛かる。
そして、80分、左サイドで高木が秋田とのワンツーで、ゴールライン際を
突破するとそのままニアへシュート気味のボールを入れると、これが相手に
当たり、待望のゴールを奪った。
この後は、一方的に岐阜が押し込む時間帯となり、逆転を狙って果敢に
攻める姿勢を見せた選手たち。
84分、冨成からのクロスに佐藤がヘディングシュートで合わせるがこれは
相手GKがキャッチ。
89分、佐藤から徐へ渡し、さらに西川にグラウンダーのクロスを送ると
これを西川が左足でシュートに行くが、GK正面に行ってしまい、ゴール
にはならず。
ロスタイム、スローインから、秋田が胸コントロールで相手をかわし、その
まま左足でボレーに行くが、ゴールの枠は捉えられず、タイムアップの
笛となった。
岐阜は、最後まで走りぬき、鳥栖を運動量で完全に上回った後半は、
粘り強い戦いを見せて、同点に追いつく強さを見せた。先制点を簡単に
許したところもあったが、最後まで諦めず、我慢の試合を進めた岐阜が
勝利に近い引き分けに持ち込んだ貴重な試合となった。
皆様のご声援ありがとうございました。