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8月30日（日） 　2009 J2リーグ戦 第36節　　　11,810人　　（ユアテックスタジアム）

　ベガルタ仙台　2-1　FC岐阜　　（前半1-1、後半1-0）

■得点者
28分　西川優大

■スターティングメンバー
GK　1．野田
DF　19．冨成、3．菊池、4．田中、6．秋田
MF　7．菅、23．橋本、14．嶋田、11．高木
FW　16．西川、24．片山

■サブメンバー
GK　21．水谷
DF　28．須崎
MF　8．徐
FW　9．朴
FW　27．押谷

■交代
64分　片山→押谷
80分　菅→徐
81分　西川→朴

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■試合レポート
アウェイベガルタ仙台戦のユアテックスタジアムは、すっかり秋の気候に変わり、
少し肌寒いくらいのコンディションになった。
試合開始前のセレモニーで、突然雨が降り出し、ピッチを一気にスリッピーな状況に
変えていった。
ベガルタ仙台からは、まだ勝ち星を奪っていないだけに、何とか勝ってロアッソ熊本戦
につなげたいところだ。

前半、両チームともまずまずの立ち上がりを見せ、決定機のチャンスは、多くないもの
の、好ゲームを予想させた。
岐阜は、FW西川、片山から積極的にチェイシングしていき、チームとしての守備の連動を
見せた。
４分、キャプテン菅がミドルシュートで、まずは仙台のゴールを狙っていくと、攻撃の
リズムもでてきた。

仙台のCKで、危ないシーンを作られるが、それを凌ぐと１２分、高木のスルーパスに
西川が抜け出し、ドリブルで相手をかわし、シュートに持っていく。GKに止められてしま
うが、裏へ抜け出す動きが効果的のようだ。

１５分、嶋田がサイドを抜け出すと、クロスで速いボールをゴール前に入れる、これに
片山が飛び込むが僅かに合わず。

２０分、ホームの仙台がポゼッション（ボールを回して、キープする）する時間が長く、
波状攻撃を岐阜に仕掛けてくる。これを、GK野田を中心に、菊池、田中がしっかりと
クリアし、失点を許さない。

２８分、ボールを奪ってからのカウンターでチャンスを伺っていた岐阜は、嶋田の目の
覚めるようなドリブルで、一気に仙台のペナルティエリアまで侵入すると、DFを交わ
そうと切り返す。しかし、足からボールが離れてしまい、相手GKにセーブされたかと
思われたが、これに西川が反応して、ボールをカット、そのままゴールへ押し込み
先制ゴールを奪った。

先制された仙台は、一気に猛攻を仕掛け、同点に追いつこうとするが、岐阜もぎり
ぎりのところでクリアする一進一退の攻防が続く。

３９分、菅がスライディングで粘ったところを、嶋田が入れ替わってスティールして
突破するとそのまま思い切ってシュートにいくが、GK正面で止められてしまう。

４２分、仙台のFK、岐阜の壁の下を狙われたボールはポストに当たり、跳ね返る
と、これを平瀬（仙台）が押し込んで、同点に追いつかれ、仙台に勢いを与えてしまう。

後半、開始早々にサイドを使って冨成がクロスを上げる。相手に当たるが岐阜が
次々とルーズボールを拾い、攻撃を続けていく。
サイドの冨成、秋田が攻撃参加するとともに、中盤では、橋本、嶋田が仙台を翻弄
していく。

仙台は、交代を使いさらに逆転を狙ってくるが岐阜も辛抱強く守備を行い、仙台に
対応している。

５７分、嶋田からのスルーパスに抜け出した片山がシュートにいこうとするが打ち
切れない。つづけて、嶋田が切れ込んでシュートを放つが、GK正面にいってしまう。

６２分、冨成の速いクロスに西川、片山が飛び込むが、合わすことができない。
仙台のミスを逃さず、一気にカウンターへつなげていく。

７５分、菅のスルーパスに抜け出した、西川がそのままシュートを打つがこれが
惜しくもサイドネットに外れてしまい、追加点にはならない。

仙台は、さらにソアレスを攻撃に加え、攻勢を強めようとするが、岐阜も徐、朴を
入れて、攻撃にでる。
また、片山に代わって入った押谷が、存在感をみせ、チャンスを作っていく。

両チームの一進一退の攻防が続き、緊張した試合展開になっていくと、ロスタイム
岐阜ゴール前に上げられたクロスに中原（仙台）が飛び込み、仙台に逆転を許して
しまった。
最後まで、昇格争いをする仙台に対し、攻撃をし続けた岐阜だったが、ホームの
利を確実に力にした仙台に勝利を奪われる悔しい敗戦となった。
逆転負けを喫した岐阜だったが、最後まで岐阜らしいサッカーを強豪相手に見せた
ことは、ここまでの若い選手たちの成長を十分証明するものだった。
中２日で、アウェイのロアッソ熊本戦もあることから、気持ちを切り替えて、戦って
いくしかない。
多数のご声援誠にありがとうございました。