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2009年08月09日
8月9日(日) 2009 J2リーグ戦 第33節 11,987人 (小瀬スポーツ公園陸上競技場)
ヴァンフォーレ甲府 2-2 FC岐阜 (前半0-0、後半2-2)
■得点者
50分 佐藤 洸一
64分 佐藤 洸一
■スターティングメンバー
GK 1.野田
DF 19.冨成、17.野垣内、4.田中、6.秋田
MF 7.菅、23.橋本、14.嶋田、11.高木
FW 18.佐藤、9.朴
■サブメンバー
GK 21.水谷
DF 3.菊池
MF 8.徐
FW 16.西川
FW 27.押谷
■交代
72分 朴→菊池
79分 菅→押谷
81分 佐藤→西川
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■試合レポート
蒸し暑い気候となった小瀬スポーツ公園陸上競技場には、多くの岐阜サポーター
が詰めかけ、熱い声援を送っている。昇格争いを繰り広げているヴァンフォーレ
甲府を相手に、どこまでできるかが楽しみな試合となった。
前半、ホームを満員にした甲府は、勢いをもって岐阜に襲い掛かると、マラニョン、
ガウボンらを走らせて、得点を奪おうとする。
立ち上がりは、甲府が攻撃力を見せ、試合を進めていく展開が続くが、ディフェン
スの野垣内、田中などが粘り強く対応していく。
13分、ようやくサイド攻撃を仕掛けることができた岐阜は、冨成が速いクロスを
ゴール前にあげて、チャンスを作ろうとする。
試合の展開が落ち着きだすと、岐阜も攻撃の時間帯を作れるようになるが、フィ
ニッシュまでは、なかなか行かせてもらえない。
28分、冨成のクロスに佐藤がヘディングで飛び込むが、惜しくもゴール上に外れてし
まうが、岐阜の攻撃の持ち味が出てきた。
岐阜は、中盤でのプレスとセカンドボールを積極的に拾う姿勢を見せると、試合の
流れが岐阜に傾いてくる。
30分、菅がこぼれ球に反応してシュートを打っていくと、続けて野垣内がオー
バーラップし、ニアへシュートを狙っていくなど、岐阜の攻撃が機能し始める。
中盤でのボール奪取から、サイドを使った攻撃が効果的にできると試合は、一気に
岐阜のペースになっていく。
結局、得点こそ奪えなかったが岐阜のペースで試合が進んだと言っていいだろう。
甲府のシュートを1本に押さえたことからも、守備も上手く機能した。
後半、甲府は、片桐を投入し、前半のふがいない戦いを一気に取り戻そうとする。
しかし、岐阜も前半の好ゲームを後半に上手くつなげて、入っていった。
2分、前半消化不良に終わっていた朴が、積極的にシュートを放つなど、ゴールへ
の意識を取り戻した。
5分、冨成のスローインから、菅がダイレクトで中へクロスを入れると、これに
佐藤が素晴らしいボレーで応え、ついに先制点を奪い取った。
9分、朴が楔でボールを受けると積極的にシュートを放ち、惜しくもゴール右へ
外れた。
岐阜の両サイド秋田、冨成も攻撃に参加しながらも、しっかりと甲府の攻撃を抑え
るなど、安定した守備を見せていた。
14分、嶋田の得意のドリブルから、切り替えしてシュートを放つと、今度は、高木
とのワンツーで抜け出して、シュートを放ち、次々に攻撃を仕掛けていく。
19分、高木のCKから、佐藤がヘディングで豪快に競り勝ち、2点目の追加点を
奪った。
ここから、甲府も目の色を変えて、猛攻撃を仕掛けてくると、24分、今度は岐阜が
CKでダニエルにヘディングで決められてしまった。
さらに、勢いを増した甲府は、攻撃に厚みを加えて、仕掛けてくると、31分に大西
にヘディングで決められ、同点に追いつかれてしまう。
岐阜は、押谷、西川を投入し、もう一度流れを岐阜に戻そうとする。すると、終盤に
かけて、岐阜がチャンスを作り始め、甲府に襲い掛かる。
ゴールを奪いそうな雰囲気を攻撃では、出すことができたが、最後のところで決め
きれず、引き分けとなった。
前半から、昇格争いをする甲府のお株を奪う攻撃と守備を見せた岐阜は、まさに
岐阜らしさを見せた試合となった。
結局、シュート数も甲府の倍の12本を放ち、完全に試合を支配した。しかし、
失点してからの踏ん張りが利かなかったことも確かだった。2点リードの試合展開
の難しさも改めて経験となった岐阜。甲府を相手に試合内容で上回ったことは、
自信を持って良いだろう。次節、ホームゲームもこのような試合で、お客さんを
沸かせてほしい。
多数のご声援誠にありがとうございました。