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2009年09月12日
9月12日(土) 2009 J2リーグ戦 第39節 2,982人 (富山県総合運動公園陸上競技場)
カターレ富山 0-2 FC岐阜 (前半0-1、後半0-1)
■得点者
17分 嶋田 正吾
56分 西川 優大
■スターティングメンバー
GK 1.野田
DF 19.冨成、3.菊池、4.田中、6.秋田
MF 7.菅、23.橋本、14.嶋田、11.高木
FW 16.西川、18.佐藤
■サブメンバー
GK 31.曽我部
DF 28.須崎
MF 15.永芳
MF 20.染矢
FW 27.押谷
■交代
83分 佐藤→押谷
88分 高木→染矢
89分 菅→永芳
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■試合レポート
東海北陸ダービー。リベンジの時が来た。
試合開始前から、雨が降り続いていた富山県総合運動公園には、岐阜から多くのサポーターが
応援に駆けつけている。岐阜にとっては、カターレ富山に対しては、まだ勝利を収めていないと
いうことで、何としても今シーズン勝っておきたい試合だ。試合開始の時間を迎えると、雨も上がり、
ゴール裏のサポーターも富山サポーターを上回る人数に膨れ上がり、熱気を帯びている。
試合開始、早々に富山がカウンター気味で、速攻を仕掛けると強烈なミドルシュートを放ち、岐阜
ゴールを狙ってくるがGK野田が落ち着いて弾き、先制は許さない。
岐阜は立ち上がりから、サイドの高木、嶋田をワイドに走らせ、サイドをしっかり突いていく展開を
みせた。また、トップの佐藤、西川もセンターでボールを受けながら、リズムを作っていく。
中盤での守備は、富山を上回り、相手の攻撃を効果的に抑えている。
13分、嶋田のドリブルから、FKを得ると、高木が狙っていくがゴール上に外れてしまい、チャンスを
活かすことができない。
17分、右サイドで高木がボールを持つと、クロスを上げるために仕掛けていく。鮮やかな切り替え
しを見せ、中にいる嶋田へパスを送るとこれを、嶋田が左足で落ち着いてニアに流し込み、見事に
ゴールを奪った。
ここまで、岐阜の理想的な攻撃スタイルで得点を奪い、試合を進めることができている。橋本、菅が
中盤でボールを奪い、サイド、トップへとボールを供給し続ける。
22分、嶋田がドリブルでサイドから中央に切れ込むと、思い切って左足でシュートを放つが僅かに
ゴール右にそれた。
24分、富山はCKからチャンスを狙ってくるが、岐阜のディフェンス、田中、菊池がしっかりと競り、
簡単には、シュートを打たせない。
試合が完全にコントロールされると、サイドバックの秋田、冨成がチャンスを見て、オーバーラップし、
攻撃に参加してくるようになると、更にチャンスが増えていく。
42分、上がった秋田のクロスに西川がニアで、飛び込むが相手に当たり、クリアされてしまう。
結局、前半は、岐阜が試合を支配する形で、終えることができた。
後半、富山は、積極的に出てくるかと思われたが、中々前に出てこない。逆に岐阜が積極的に
2点目を取る姿勢を見せる。7分、佐藤がゴールライン際で粘って中へ折り返すと、西川がこれに
飛び込むが、合わず。
56分、中央から高木のドリブルで切り込むと、左足で、西川にスルーパスを通していく。これが、
西川の足元に見事にとおり、西川も落ち着いて、GKを見て、ゴールに流し込み、2点目を奪った。
ここまで、サイドを狙った攻撃を行っていたが、裏をかいたような中央からの攻撃で、見事に富山を
突き放す。
さらに、58分、冨成がオーバーラップしてくると、鋭いクロスをニアに上げる。これに飛び込んだ
佐藤の跳ね返りを西川が詰める。しかし、相手GKに弾かれてしまい、ゴールにはならない。
たまらず、富山は交代選手を2人いれ、反撃を開始する。しかし、田中、菊池が冷静に対応し、
チャンスを作らせない。
69分、高木の右から切れ込んでのシュートが相手に当たり、クリアされるとここに走りこんで来たの
は、秋田。思い切って、ダイレクトでボレーシュートを放つが、富山GKの好セーブで得点には
ならない。
75分、中盤で橋本が受けると、その後ろから走ってきた嶋田がそのままのスピードで、突破して
いくと、シュートを放つがGKに弾かれてしまう。
その後も攻め続けた岐阜は、菅が惜しいチャンスを作るなど、3点目を奪いにいく姿勢を崩さない。
最後まで、攻め続けた岐阜は、自分達のサッカーをしっかりとして、見事勝利を掴み、富山に
リベンジを果たした。試合後、記者会見で松永監督が「本当に多くのサポーターが応援に来てくれた
ことで、ホームの雰囲気を作ってくれた。これが今日の勝利に大きな助けとなりました。」と語った
ように、選手・サポーター・クラブが一丸となって勝ち取った勝利だった。
そして、東海北陸ダービーとして、歴史に残る一戦となったこの試合は、後世に語られるだろう。
次は、2分している水戸ホーリーホック。この試合も決着を付けなければいけない重要な一戦だ。
熱いご声援ありがとうございました。