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2013年03月20日
3月20日(水・祝)Jリーグディビジョン2 16:04キックオフ 2,159人 (ニンジニアスタジアム)
愛媛FC 0-0 FC岐阜 (前半0-0、後半0-0)
■スターティングメンバー
GK
31 時久 省吾
DF
4 田中 秀人
3 デズモンド
5 関田 寛士
17 野垣内 俊
MF
2 杉山 新
8 李 漢宰
19 益山 司
11 染矢 一樹
FW
15 山崎 正登
10 美尾 敦
■サブメンバー
GK1 高木 貴弘
DF23 森安 洋文
DF24 尾泉 大樹
MF25 清本 拓己
FW18 杉本 裕之
FW26 中島 康平
FW9 ファビオ
■交代
46分 山崎 正登 ⇒ 中島 康平
75分 杉山 新 ⇒ 森安 洋文
■試合速報・ゲームサマリーはこちら
■試合レポート
試合開始前から冷たい雨が降っていたニンジニアスタジアム。中2日という日程で愛媛FCと対戦した。前節にFW井上が負傷したため、山崎と美尾を前線に置く布陣を敷いた。キックオフの16時になると雨は上がり、冷たい風が吹いてきた。ニンジニアスタジアムの芝は長く、濡れていることもあり、滑りやすいコンディションだった。
(前半)
立ち上がりから中盤でボールを奪い合うシーンが多く、まずは積極的な守備から入った岐阜。愛媛も中盤3-5-2のシステムで、中盤を厚くし、ボールを奪いにきた。お互い運動量が多いチームで、中盤の守備からショートカウンターを得意としている。先に愛媛がチャンスを作ると11分、右サイドのクロスからヘディングシュートで合わされるがゴール左に外れた。
岐阜は前線から山崎、美尾が積極的にボールにアプローチし、愛媛のDFに思うようにパスを出させなかった。さらに、愛媛の攻撃の起点であるトミッチをしっかりとマークし、攻撃の起点を作らせなかった。
17分、MFとして起用されている杉山が相手DFのクリアを拾い、ドリブルで入っていくとファウルで倒され、FK得た。これを美尾が狙っていくがゴール右へ外してしまった。
23分、愛媛の速攻から岐阜の右サイド深くへ走りこまれると、田中が後ろからタックルで止めたが、PKとなってしまう。このPKはゴール上に外れ、岐阜としてはピンチを免れた。
26分、左サイドでスローインから美尾がキープして、反転しながらシュートを打っていくがゴール左上に外れてしまった。続けて、30分、カウンターから左サイドを美尾がドリブルで上がり、中へパスをつなぐと、山崎がスルーして、ファーサイドに走り込んだ杉山がシュートを放った。惜しくもゴール上に外れたが、攻撃のリズムが上がってきた。前半は岐阜の粘り強い守備からの攻撃で何度かチャンスを作ることができた。
(後半)
立ち上がりは両チームとも中盤でボールを奪うが、攻撃に移る際にパスミスが続き、攻撃の形が作れない時間が続いた。
岐阜は山崎に代えて、中島をFWに投入し、得点を狙いにいった。前半は山崎でしっかりと守備を行い、後半に中島で勝負したい展開だ。しかし、サイドからのクロスが上がらず、ゴール前で中島を勝負させることができない。65分、ようやく左サイドから野垣内、染矢とつなぎ、美尾が後ろから駆け上がり、グラウンダーのクロスを入れていった。これに中島が倒れながらシュートにいくが、相手DFに当たってしまい、クリアされた。
徐々に愛媛の運動量が落ち始めると、岐阜が攻勢に出る時間が増えてきた。一方、愛媛はカウンターのチャンスをうかがっていた。75分、愛媛の選手に裏を取られると今度は、デズモンドが倒してしまいPKの判定となった。これをGK時久が右に飛んで弾きだし、スーパーセーブで愛媛に得点を与えなかった。
78分、岐阜は左サイドから美尾、中島、益山とテンポよく繋ぎ、益山がシュートを狙っていくが、これもゴール上に外れてしまった。最後は、岐阜がポゼッションし、愛媛の守備を突破していこうとするが、決定機を作ることができなかった。サイドまでボールを運ぶが思い切ったクロスが上がらず、ゴール前で勝負することができず、押し込みながらも得点を奪うことができなかった。しかし、試合を振り返ればPKで2失点もあり得た状況からアウェイでの引き分けに持ち込み、勝点1を得たことは大きかったと言える。何より、中2日でコンディション的に厳しい状況だったが最後まで体を張って、粘り強く守備ができた。
終了後、選手の安堵と充実感の表情からも、次に繋がる試合だった。勝利は叶わなかったが粘り強く戦う岐阜力を発揮した試合だった。