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6月15日（土）　Ｊリーグディビジョン2　第19節　18:30キックオフ　3,941人　（とりぎんバードスタジアム）

　ガイナーレ鳥取　3‐4　FC岐阜　（前半3－2、後半0－2）

■得点者
34分　田中　秀人
45＋5分　染矢　一樹
79分　杉山　新
83分　樋口　寛規

■スターティングメンバー
GK
1　高木　貴弘
DF
17　野垣内　俊
19　益山　司
4　田中　秀人
MF
2　杉山　新
23　森安　洋文
6　服部　年宏
11　染矢　一樹
15　山﨑　正登
10　美尾　敦
FW
27　樋口　寛規
■サブメンバー
GK31　時久　省吾
DF20　新井　辰也
DF24　尾泉　大樹
MF28　水野　泰輔
MF25　清本　拓己
MF29　柴原　誠
FW9　ファビオ
■交代
54分　田中　秀人→新井　辰也
61分　山崎　正登→清本　拓己
90＋4分　美尾　敦→柴原　誠

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■試合レポート
試合開始前に雨が上がったがどりぎんバードスタジアムは蒸し暑い気候となった。今節、対戦するガイナーレ鳥取は岐阜に所属する服部選手、美尾選手の古巣であり、そして、昨年まで岐阜でプレーしていた廣田選手も鳥取に在籍している。
そうした背景もあり、お互いに負けたくないという思いが強い一戦となった。岐阜は前節アディショナルタイムに染矢の2ゴール目で長崎から劇的な勝利をあげた。一方、鳥取は対照的に横浜FCにアディショナルタイムに決められ敗戦している。この結果を今節にどのように繋げるかがポイントになる。

（前半）
ホームの鳥取が立ち上がりから攻勢を見せると、2分、中央からシュートを打たれるがこれはオフサイドに。5分、岐阜は右サイドから杉山がクロスを入れると、混戦から染矢がシュートと打っていく。
しかし、この後は鳥取が岐阜陣内へ押し込む展開が多く、岐阜も守備に追われることになった。19分、樋口がドリブルで倒されると、FKを美尾が狙っていくが、逆にGKのキャッチからカウンターを仕掛けられ、鳥取・住田にシュートまで持っていかれるが、GK高木が好セーブで防いだ。
28分、染矢の裏を鳥取・尾崎が突破していくと低いクロスに武田が合わせ、先制されてしまった。先制をされたが34分、樋口が得たFKを美尾が蹴っていき、森安がヘディングで競り勝って、クロスバーを叩いた。この跳ね返りに田中がしっかりと詰めて、同点とした。
42分、右サイドで細かくつないだボールを奪われてしまい、鳥取・久保にドリブルで持ち込まれると、ゴール前の永里に合わされ、再びリードされてしまう。さらに44分、中央で鳥取・永里にボールを奪われてしまうと、そのままミドルシュートを決められてしまい、3点目を奪われてしまった。
このまま前半が終わるかと思われたが、アディショナルタイムに相手のハンドでPKを得るとこれを染矢がしっかりと左すみに決めて、2対3でハーフタイムに入った。

（後半）
岐阜は積極的な攻撃を見せると、右サイドから田中がドリブルで持ちあがり、クロスをあげていく。しかし、この後のプレーで負傷してしまい、新井が交代して守備に入った。さらに、山崎に代えて、清本を起用し、攻撃を活性化させていく。後半18分、中央から森安が強烈なミドルシュートを狙っていくが、これは相手DFに当たってしまった。後半は岐阜が運動量を上げて、セカンドボールを拾い、左サイドから攻撃を繰り返し行っていった。後半25分には、相手DFのクリアボールを拾い、シュートを打っていった。
後半29分、左サイドから美尾がアーリークロスを上げていくと、ニアで服部がヘディングシュートで合わせていったが惜しくもゴールを捉えることはできなかった。後半30分にも美尾がクロスを上げていき、ニアに服部が飛び込んでいった。後半34分、再三突破していた左サイドから染矢が持ち込み切り返して、クロスを上げていくと中央で杉山がヘディングシュートで合わせ、ついに同点に追いついた。
終盤になっても運動量が落ちない岐阜に対して、鳥取は足が止まってくる。そうなると美尾のドリブルがさらに効果的に効いてきた。36分、美尾がドリブルで中へ切り込んでいくと、逆サイドから走り込んできた清本につながる。これをフリーでシュートにいくがクロスバーを叩いてしまい、決定機を逃してしまった。
83分、攻撃を続ける岐阜は、左サイドの染矢が突破し、クロスを上げると、ゴール中央で樋口がヘディングシュートを叩きつけ、ついに逆転に成功。岐阜サポーターの歓喜がスタジアムに響いた。前半の展開からは予想もつかない結果が待っていた。最後まで諦めず、走り抜いた岐阜に大きな勝点３がもたらされた。試合終了後、草津対山形戦が引き分けに終わったことで、今シーズン初めて最下位を脱出した。次節はアウェイで札幌と対戦するが、勝点を奪って岐阜に戻りたい。