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2013年11月10日
11月10日(日)Jリーグディビジョン2 第40節 16:00キックオフ 2,856人(長良川競技場)
FC岐阜 1-1 愛媛FC (前半0-1、後半1-0)
■得点者
54分 染矢 一樹(PK)
■スターティングメンバー
GK
1 高木 貴弘
DF
2 杉山 新
35 木谷 公亮
20 新井 辰也
17 野垣内 俊
MF
11 染矢 一樹
19 益山 司
6 服部 年宏
10 美尾 敦
FW
36 スティッペ
30 中村 祐輝
■サブメンバー
GK31 時久 省吾
DF5 関田 寛士
DF24 尾泉 大樹
MF23 森安 洋文
MF8 李 漢宰
MF27 樋口 寛規
FW34 バージェ
■交代
46分 中村 祐輝 ⇒ バージェ
71分 美尾 敦 ⇒ 樋口 寛規
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■試合レポート
朝から降っていた雨も試合開始頃には上がり、少し肌寒くなった。ピッチは前日からの雨により、かなり水を含んでいて、ボールが止まってしまうところがある。このあたりも戦い方に影響を与えそうだ。岐阜にとっては今日の試合で勝利し、鳥取が敗れると残留が確定する重要な試合だ。その鳥取は20位群馬との対戦となる。
(前半)
立ち上がり、愛媛FCが岐阜陣内へ押し込む展開で試合が始まった。7分、岐阜は左からのクロスにゴール前で中村がGKと競り合い、ボールがこぼれるがこれは反則となってしまう。
その後は愛媛にポゼッションされる時間帯が続き、思うように岐阜の攻撃ができない。岐阜はサイドに展開しようとするが、水を含んだピッチで思うようにボールを運ぶことができない。逆に愛媛は、繋ぐサッカーから相手の裏を狙ってロングボールを入れる戦術に変更してきた。岐阜はこのロングボールに対して、木谷、新井のセンターバックが跳ね返していった。
34分、前線で中村とアライールが競り合い、アライールが頭部を負傷し、一時中断となり、交代してDFハンが入った。37分、岐阜が押し込む時間帯になると、立て続けにCKを奪い、美尾がゴール前に入れていくがクリアされてしまう。しかし、こぼれ球を野垣内が拾い、再び右サイドの美尾に展開すると、そこからダイレクトで上げていくがゴールラインを割ってしまい、チャンスにはならない。
40分、愛媛に中盤からダイレクトで繋がれ、最終ラインにいた加藤に渡ると、ドリブルからコントロールしたシュートを打たれ、先制点を許してしまう。前半は、水を含んだピッチに愛媛の方が対応し、先制点を奪う展開になった。
(後半)
岐阜は中村に代えて、バージェを投入して、同点に追いつこうと一手を打った。
後半7分、右サイドからスルーパスに反応した染矢がドリブルで抜け出すと、たまらず愛媛DFがファウルで止めて、PKとなった。これを染矢が左上にきっちりと決めて、同点に追いついた。12分、愛媛の中央からのロングパスにゴール前で重松にボレーシュートを打たれるが、GK高木がファインセーブでクリアした。
14分、左サイドの野垣内が上がると、そこからクロスを入れていった。ゴール前でバージェがGKと競り合い、こぼれ球を染矢が押し込むがこれはGKへのファウルを取られてしまった。
16分、バージェが前線で競り合い、これがファウルとなってしまい、2枚目の警告で退場となってしまう。これで岐阜は10人での戦いを強いられることになってしまった。29分、左サイドの美尾に代えて、運動量のある樋口を投入していく。
30分、愛媛のカウンターからシュートを打たれ、これがポストを直撃し、ヒヤッとさせられるが、そこから逆に岐阜がカウンターを仕掛け、益山がヘディングシュートを放つが、何とこれがまたポストに弾かれてしまい、スタジアムは大きなため息が漏れた。
岐阜は10人での試合が続くが粘り強い守備で体を張り、愛媛の攻撃を防ぎ、何とかカウンターのチャンスをうかがっていく。37分、愛媛の縦パスに石井が反応し、反転しながらシュートを打たれるがGK高木が正面でしっかりと抑えた。
44分、左サイドに出ると染矢が必死にドリブルでコーナーまで持ち込むとCKを取った。しかし、染矢が蹴ったボールは愛媛の選手にクリアされ、チャンスとはならなかった。最後まで緊迫した時間が続いたがアディショナルタイムを消化し、試合終了となった。
残念ながら、勝利することはできず、残留を確定させることはできなかった。しかし、鳥取対群馬も引き分けたことにより、勝ち点1を積み上げた。岐阜も引き分けにより、勝点差を4にキープすることができた。次節は、ホーム最終戦で札幌と対戦する。札幌もプレーオフの可能性があり、両チームの熱い気持ちがぶつかる激しい試合になりそうだ。舞台は整っている。ホーム最終戦、勝利で締めくくろう。