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2013年11月24日
11月24日(日)Jリーグディビジョン2 第42節 12:30キックオフ 7,805人(富山県総合運動公園陸上競技場)
カターレ富山 1‐2 FC岐阜 (前半1‐1、後半0‐1)
得点者
30分 オウンゴール
85分 染矢一樹
■スターティングメンバー
GK
1 高木 貴弘
DF
4 田中 秀人
35 木谷 公亮
5 関田 寛士
17 野垣内 俊
MF
29 柴原 誠
19 益山 司
6 服部 年宏
11 染矢 一樹
FW
27 樋口 寛規
34 バージェ
《サブメンバー》
GK21 太田 岳志
DF20 新井 辰也
DF2 杉山 新
MF23 森安 洋文
MF10 美尾 敦
MF36 スティッペ
FW26 中島 康平
■交代
62分 関田 寛士⇒新井 辰也
74分 柴原 誠⇒スティッペ
87分 バージェ⇒森安 洋文
■試合速報・ゲームサマリーはこちら
■試合レポート
2013シーズン最終節はTOP OF 北アルプスダービー対カターレ富山戦となった。
富山県総合運動公園陸上競技場には、多くのサポーターが駆けつけ、ダービーの雰囲気を作り出した。前節はホーム最終戦で惨敗。服部年宏選手の有終の美を飾ることができなかった。その悔しさをチーム全体でエネルギーに変えて、富山戦に臨んだ。
(前半)
2分、CKを得るとファーサイドで関田が飛び込むがわずかに合わせることができず。逆に富山の攻撃で、GK高木がシュートを弾いてクリアするがこれに詰められ、競り合った木谷がファウルを取られてしまう。PKを富山に与えてしまい、これをチョに決められ、先制点を許す展開になった。
7分、岐阜のCKからこぼれ球を野垣内がダイレクトでシュートにいくが、枠を捉えられない。
12分には、富山のサイド攻撃に裏を取られてしまい、クロスを上げられると中央でシュートを打たれてしまう。しかし、これをGK高木が好セーブで止めた。20分過ぎ、岐阜もサイド攻撃でリズムを作り、富山ゴールを目指すプレーが増えてきた。
29分、左サイドでバージェがポストで受けると、染矢が裏へ走り込み、そのまま高速ドリブルからクロスを上げていく。これにニアで樋口がつぶれ、柴原が飛び込む。すると富山の選手が懸命にクリアしようとしたボールがオウンゴールとなり、同点に追いついた。積極的な攻撃が生み出したゴールだった。
32分、GK高木のゴールキックから樋口がヘディングで競り、こぼれたボールをバージェがロングシュートを狙っていくが、相手GKにキャッチされてしまう。
徐々に岐阜のペースに変わり始めると、37分、益山が得たFKからゴール前にボールを上げると、染矢がヘディングシュートを狙っていった。前半終了間際の44分、FKから関田がヘディングで競ると、こぼれたボールに柴原が反応し、強烈なシュートを打っていく。立ち上がりはあまり良くなかったが徐々に前線からのプレスも利き始め、攻撃でもチャンスが増えてきた。
(後半)
4分、富山に右サイドを崩され、攻め込まれるが何とかクリアし、染矢に繋ぐと一気にドリブルでカウンターを仕掛け、切り返してシュートにいくがゴール右に外してしまい、決定機を決められない。
逆に富山もカウンターから7分、右サイドに苔口が抜け出し、同じようにドリブルから中に切り替えし、シュートを打つがゴールの上に外れた。15分、富山の左サイドの攻撃から、クロスを入れられ、中央でヘディングシュートを打たれるが、これもGK高木がファインセーブでクリアしていく。
岐阜はここまで守備で健闘していた関田に代えて、新井を投入していく。
19分、岐阜がサイドから良い崩しを見せる。柴原が田中とのワンツーで抜け出すと、マイナスにお仕返し、益山が右足シュート。これはGK正面に行ってしまい、ゴールにはならない。
20分、富山は苔口に代えて、元岐阜の西川をFWに投入すると岐阜サポーターからは大きなブーイングが起こった。27分、GK高木のキックから、樋口が前線で競るとこぼれたボールにバージェが反応し、GKと1対1になるがこれを決めることができない。
岐阜の攻撃が続くと、31分、左サイドからのロングパスに樋口が相手陣内深くで中へ折り返すと、これに服部が右足でシュートにいくが僅かにゴール右に外してしまい、逆転することができない。
決定機が続く、32分、服部から樋口に繋ぐとコントロールして、ドリブルから中へパスを送ると染矢がゴール前で詰めるがこれも決めることができない。
岐阜は何としても勝利で終わりたいという強い気持ちが感じられるプレーが続き、攻撃の手を緩めない。すると、40分、左サイドの野垣内がライン際を突破していくと中央の染矢に繋ぎ、そこから染矢がコントロールして、右足を振りぬいた。これが富山のゴール右上に決まり、ついに逆転に成功した。
残り時間もしっかりと全員で守備をして、富山にチャンスを作らせず、試合終了の笛となった。
最終節ではあるがシーズンを通して、内容も良く、気持ちの入った試合だった。前線からの守備により、高い位置でボールを奪って攻撃に繋げていくプレーが見られた。また、シュート数も19本と積極的にフィニッシュに行ったことも良かった。年々ダービーとして熱い試合になってきているだけに、嬉しい勝利となった。
そして、服部年宏選手の現役最後の試合を有終の美で飾ることができた。まだまだ服部選手のプレーイメージには程遠いできかもしれないが、来シーズンに向けて、チーム・個人共にレベルアップして、戦っていきたい。
2013シーズン、熱いご声援誠にありがとうございました。