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2010年04月04日
4月4日(日) 2010Jリーグディビジョン2 第5節 13:03キックオフ 5,133人 (長良川競技場)
FC岐阜 3-0 コンサドーレ札幌 (前半0-0、後半3-0)
★エイデンMVP賞 西川 優大
■得点者
52分 西川 優大
83分 嶋田 正吾
90分+4 西川 優大
■スターティングメンバー
GK 1.野田
DF 17.野垣内、3.吉本、6.秋田、19.冨成
MF 16.西川、7.菅、4.田中、15.永芳
FW 14.嶋田、18.佐藤
■サブメンバー
GK 21.村尾
DF 2.野本
DF 5.川島
DF 20.山内
MF 11.染矢
FW 10.朴(基)
■試合速報・ゲームサマリーはこちら
■試合レポート
暖かい春の天気となり、長良川競技場横の桜も多くの花を咲かせていて、とても気持ちの良い
日となった。今日、対戦する相手は、これまで勝利したことのないコンサドーレ札幌。
岐阜は、連敗を止めて、今日の天気のように気持ち良く勝ちたいところだ。
試合開始の頃になると、気温も上がりはじめ、選手もウォーミングアップでしっかり汗をかいて
上がってきた。
前半、両チームとも相手をじっくりとみながら、試合に入り、静かな立ち上がりとなる。岐阜は、
前節の熊本戦でなかなかシュートまでいけなかったこともあるので、積極的に攻撃にいきたい
ところだ。
7分、嶋田が得意のドリブルで、中央を突破していき、チャンスを作ろうとする。
13分、またも嶋田がボールを受けると、ドリブルで札幌陣内深くへ入り込み、中央へ折り返す。
これを中央にいた菅が受けて、シュートを放っていく。シュートに力はなかったが、積極的に
打っていこうというプレーを見せた。
14分、すると札幌も藤田がドリブルで左サイドから持ち込み、そのままシュートを狙ってくる。
GK野田がニアサイドを上手く切り、ポストに当たるが、失点は許さない。
17分、嶋田が相手のこぼれ球を拾って、ミドルシュートを狙っていくが、これは相手DFに
クリアされて、コーナーキックに。
これを永芳が蹴り、中央にいた佐藤にいくと、ハーフボレー気味にシュートを放つが惜しくも
相手GKにはじき出されてしまい得点にはならない。
24分、札幌もサイドからクロスを上げてくるがGK野田が落ち着いてキャッチし、安定した守備を
見せる。FW佐藤も、サイドのスペースや中央の深い位置で楔になるなど、攻撃のリズムを作っていく。
32分、中央で佐藤が楔に入り、ボールを西川に落とすと、これを右足で狙っていくが、GKに
キャッチされてしまう。
36分、嶋田がサイドで受けて、ドリブルすると、バイタルエリアにいる佐藤へ出す。これに嶋田が
走り込んでシュートを放つが、これもGKにはじき出されてしまい得点にならない。
しかし、前節には見られなかった積極的な攻撃・シュートが見られ、得点に近づいている雰囲気が
出てきた。結局、前半は0-0で終了するも、積極的な岐阜の展開が見られ、可能性を感じる
試合となった。
後半、52分、永芳が左サイドでファウルをもらうと、得意のFKで、ゴール前に入れていくと、これに
西川がヘディングで合わせた。相手GKがかき出したことで、ノーゴールかと思われたが、これが
しっかりゴールしていて、待望の先制点を奪うかたちとなった。
53分、続けて野垣内が左サイドをオーバーラップするとシュートまで持って行き、追加点を狙って
いく。
60分、札幌もまずは、同点に追いつこうと猛攻を仕掛けてくる。これに対して、岐阜は守備の時間
が長くなり、耐えなければならなかった。
それを凌いだあとの、70分、野垣内、菅、西川と小刻みにパスを繋ぎ、西川がシュートを放って
いくが惜しくもゴール左へ外れてしまう。
75分、札幌にも疲れが見え始めると、西川が抜け出し、深い位置からクロスを上げて嶋田へ。
これをボレーで狙っていくが、惜しくもゴール上に。
岐阜の攻勢が続くと、永芳から速い縦パスを佐藤が受けて、そのまま反転してシュートを放つ。
さらに、永芳から佐藤のヘディングシュートと、追加点を奪う勢いが出てきた。
83分、永芳のコーナーキックから、相手DFがクリアしたこぼれ球に、嶋田が素早く反応し、これを
思い切って左足で抑えたボレーシュートを放った。これが綺麗にゴールネットを揺さぶり、絶好の
時間帯に2点目を奪った。
90分、札幌の選手が退場となり、数的優位な状況になると、一気に岐阜の猛攻が始まる。
この状況に、吉本から、飛び出してきた西川に素晴らしいボールが出され、西川が一瞬にして相手
GKと1対1の状況を作り出す。これを落ち着いて、左足で決めて、駄目押しの3点目を奪い試合を
終了させた。
3得点を挙げて勝利したことも大きかったが、それに負けないくらい守備陣も奮闘し、完封に抑えた
ことも勝利に繋がった。そして、昨年まで勝てなかった札幌から初勝利を奪う嬉しい結果になった。
とりあえず、この連敗を良い形でストップしたことによって、浮上の切欠を掴んだといえる。積極的な
守備と攻撃は、やはり岐阜らしいといって良い。開幕以来の勝利で再び長良川劇場で熱い公演が
見られた。
多数のご声援誠にありがとうございました。次は、長良川メドウで熱いご声援をお願いいたします。