※モバイルサイトは、上記QRコードを読み取ってお進み下さい。
2011年02月28日
2月27(日) Jリーグプレシーズンマッチvsジュビロ磐田 5,256人(長良川競技場)
FC岐阜 2-4 ジュビロ磐田 (前半0-3、後半2-1)
★PSM MVP賞 山崎 亮平(ジュビロ磐田)
★FC岐阜MVP賞 嶋田 正吾(FC岐阜)
★ジュビロ磐田MVP賞 前田 遼一(ジュビロ磐田)
■得点
47分 嶋田 正吾
71分 染矢 一樹
■スターティングメンバー
GK
1 野田恭平
DF
2 野田明弘
4 田中秀人
6 秋田英義
24 村上一樹
MF
14 嶋田正吾
23 橋本 卓
15 永芳琢磨
11 染矢一樹
FW
27 押谷祐樹
18 佐藤洸一
SUB
21 村尾龍矢
17 野垣内 俊
5 川島眞也
7 菅 和範
19 冨成慎司
16 西川優大
26 阪本一仁
■交代
56分 永芳→菅
56分 佐藤→西川
62分 秋田→野垣内
81分 嶋田→阪本
■試合レポート
前日から雨が心配されていたが天気は穏やかな春を思わせるものだった。
改修工事が終わった長良川競技場に本格的なサッカーの試合が開催され
るのは、これが初めてとなる。ジュビロ磐田という伝統ある強豪クラブを迎え、
岐阜の力試しとなった。
前半、立ち上がりから全員で積極的に行こうとチームで決めていたとおり、
運動量を多くして、ジュビロ磐田を圧倒していく。
全体的なプレスの守備もハードワークすることで、相手から上手くボールを
奪えていた。
立ち上がりに多くチャンスを作ったのは岐阜だった。5分、押谷のドリブル
から嶋田へスルーパスを通すと、嶋田がシュートを放つが惜しくも枠を捕らえ
られない。
つづけて、12分、橋本から村上がオーバーラップで受けると、そのまま左
足で積極的に狙っていく。ここまでの攻守のバランスは上手く取れていた。
17分、磐田の攻撃で、山崎にサイドでボールを持たれるとそこからクロス
を中央に送られてしまう。中で待っていたのは日本代表前田。このクロスを
ボレーで合わせて、先制点を奪われてしまう。ファーサイドでのマークが
甘く、そこを突かれてしまった。
さらに、23分、磐田に中央から繋がれ、前田がキープすると走り込んだ
山崎にシュートを打たれて、2点目を奪われてしまう。
34分、佐藤がスルーパスで、裏へ抜け出し、押谷がクロスを上げるが
シュートまでいけない。
押谷もゴール前でチャンスを作るが、GK川口に阻まれ、シュートを打た
せてもらえない場面もあった。
44分、染矢がサイドを突破し、ニアの佐藤へクロスを上げていくがこの
シュートはゴール上へ外れてしまう。
45分、磐田の山崎に、中央で競り負けてしまい、そのままゴールを決め
られ、前半で3点を奪われてしまった。
しかし、磐田を上回る8本のシュートを打ち、チャンスも多くあった前半は
岐阜にとってポジティブな内容だった。ただ、決定力のクオリティを磐田
に見せられた。
後半、もう一度積極的なイメージを持ってピッチに出て行った選手たち。
すると、47分、村上からパスを受けた嶋田がペナルティーエリア外から
左足のアウトサイドで、強烈なミドルシュートを放ち、待望の得点を挙げた。
このゴールによって、岐阜の動きがさらに良くなった。ボールを奪ってから
中盤の永芳、橋本が上手くつなぎ、両サイドの嶋田、染矢へボールを
配給していくと、良いリズムが生まれた。
佐藤が左サイドへ流れて、ボールを受けると、右足でシュートを狙って
いくがサイドネットに行ってしまう。
61分、右サイドから嶋田がシュートを放つが、惜しくもゴール上に外れた。
66分、中央の橋本から押谷につなぐと、そこから思い切ってミドルシュート
を放っていく。
71分、中央の押谷から、裏へ抜け出した染矢が落ち着いて、左足で流し
込み、2点目を奪う勢いを見せた。
このゴールでスタジアムの熱も一気に上がり、盛り上がりをみせた。
しかし、磐田も81分、交代で入った山本が左足でシュートを放ち、4点目
を上げた。
岐阜は最後まで積極的な守備・攻撃を見せて、試合を優位に進めた。
この試合のシュート数が物語っているように岐阜は21本、磐田の9本と
岐阜の持ち味が出た試合となった。しかし、木村監督が会見で語った
ように4失点しているので、良い試合とは言えない。開幕に向けて、守備を
修正して、望みたいところだ。
開幕戦を前に、岐阜が目指している堅守速攻、そしてスピード感のある
サッカーを見ることができたことは、期待が高まる試合となった。
多数のご声援誠にありがとうございました。