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2010年11月28日
11月28(日) 2010Jリーグディビジョン2 第37節 3,143人(長良川球技メドウ)
FC岐阜 4-2 栃木SC (前半1-0、後半3-2)
■得点者
38分 田中 秀人
51分 佐藤 洸一
70分 嶋田 正吾
78分 佐藤 洸一
■エイデンMVP賞 佐藤 洸一
■スターティングメンバー
GK 1.野田
DF 33.新井、3.吉本、4.田中、24.村上
MF 16.西川、7.菅、29.池上、11.染矢
FW 14.嶋田、18.佐藤
■サブメンバー
GK 21.村尾
DF 6.秋田
DF 26.阪本
MF 5.川島
MF 15.永芳
FW 10・朴(基)
■交代
66分 池上→川島
71分 染矢→永芳
88分 永芳→秋田
■試合速報・ゲームサマリーはこちら
■試合レポート
いよいよ、ホーム最終戦を迎えた長良川球技メドウは、少し小雨が落ちるも
すぐに青空が戻ってきた。12月を目の前に、少し風邪も冷たいが、最終戦を
迎えたメドウは、熱気に包まれている。現在、4連敗中のチームにとっては、
どうしてもホームで勝ちたい試合だ。
前半、立ち上がりから岐阜の選手は、積極的にボールを奪いにいく姿勢を
見せると、栃木も激しい競り合いで対抗してくる。
9分、まずは西川から、佐藤へ出すとこれをキープして逆サイドの染矢へ展開
すると右へ持ち込んでシュートにいくが、惜しくもブロックされてしまう。
16分、嶋田が相手DFにプレスをかけると、佐藤がカットし、ドリブルからシュ
ートを狙っていく。
19分、池上から佐藤へ繋ぐと、ドリブルからクロスを上げていくが、中で合わ
せることができない。
23分、栃木にゴール前の混戦を詰められるが、GK野田がファインセーブを
見せて、村上がクリアしていく。
30分、染矢がサイドから仕掛けると、ファーサイドへクロスを上げて、これに
吉本がヘディングで合わせるが、惜しくもゴール右へ外れる。
岐阜は、次第に守備からカウンターの攻撃が出始め、リズムが出てくると
33分、嶋田がドリブルで突破して、シュートを狙っていく。
続けて、36分染矢が左足でシュートを狙うがGKがキャッチする。しかし、
染矢へのアフターファウルで、FKを得た。
38分、このFKを染矢が狙っていくと、相手GKが弾き、田中がしっかりと
つめて、先制点を奪った。
1点を先制したことで、サイドからの攻撃も積極的に仕掛け始めると、岐阜に
流れがくる。前半は、このリードをしっかりと守り、ハーフタイムに入った。
後半、47分、染矢が左サイドからドリブルで切り込むと、切り替えして、右足で
シュートを放つが惜しくもゴールを捕らえられない。
49分、この試合で、中盤の守備を積極的に行っている菅がボールを奪うと
そのままドリブルで持ち込み、ミドルシュートを狙っていく。
51分、CKを得ると、染矢がファーサイドへ入れていくと、これに佐藤が高い
打点で飛び込み、見事ヘディングシュートを決めて、バースデーゴールを
上げた。
59分、栃木もすかさず、交代した水沼が右サイドからクロス気味に上げた
ボールがファーサイドのポストに当たり、1点を奪われてしまう。
両チームとも自分達への流れを確実なものにしようと、交代のカードを
切っていく。岐阜は、川島、永芳を入れていく。
71分、左サイドのカウンターから、嶋田がドリブルで持ち込むと、中へ切り
返して、豪快に左足を降りぬくと、これがゴール右上に突き刺さり、3点目を
奪い、100試合目を飾った。
ゲームが目まぐるしく変る展開になると、78分、嶋田から逆サイドの佐藤へ
渡すと落ち着いて相手を交わし、シュートを放つとこれが綺麗に決まり、
佐藤が2ゴール目を決め、栃木を突き放す。
86分、栃木も粘りを見せて、広瀬がヘディングシュートを放ち、2点目を
奪われてしまう。
しかし、このまま2点のリードを守りきり、見事ホーム最終戦を勝利で飾った。
これまでの得点力不足が嘘のように、4得点を挙げ、ホームを沸かせた。
お互いに激しい試合となり、ミスも目立ったが何より、試合での強い気持ち
が岐阜の方が勝っていたようにみえた。最後まで手を抜くことなく、試合を
進めたことで、岐阜らしさが戻ってきた。次節は、アウェイで昇格の決まった
ヴァンフォーレ甲府だが、全力で戦ってほしい。
今シーズンは、長良川球技メドウという限られた環境の中での開催だったが
多くの熱心なファンやサポーターが素晴らしい雰囲気を作り出し、選手を
後押ししてくれたことは間違いない。まさに、一体となって戦ったホーム
ゲームだった。
アリガトウメドウ。